第6話 天宮しずめ参上
この連載小説のジャンルはローファンタジーに設定しています。
この話は、女子高生は大統領「第三章【六】天女 天宮静女」を割愛して分割しています。
転生女子高生〜女子高生は大統領2026版では、原作と同じく
徳田康代の会話に二重鉤括弧を使用しています。
『 』
皆さまの隙間時間でお楽しみください。
三日月未来みかづきみらい
もふもふの黒猫姿の神使セリエが生徒会執務室から消えたあと。
康代、信美、利恵の三人の前に現れた刀剣。
それは天井からゆっくりと降りて金色の光を纏っていた。
すべての時間が止まって視界がセピア色に変わった。
『天井からなの?』
康代は思わず呟きを洩らす。
伝説の天叢雲の剣だと刀剣から人間の言葉が聞こえた。
「ええーー 」
「うそーー 」
刀剣の金色の光が大きくなる。
次の瞬間、風前の灯のように瞬き透明になった。
目撃した三人は、目をこすって幻影なのかと顔を見合わせた。
刀剣が消えた場所に、薄い紫色のヴェールを纏った美しい少女が全裸で立っている。
長い紫色の髪が身体を隠し、紫色の瞳が妖しく光る。
この世の者とは思えない光景に、三人は妖かと思い用心した。
『ええーー こんなこと聞いたことないわよ』
「我は天叢雲の化身でござるーー皆を助けるため女神の命を受け参上したのでござる」
少女の説明が続いた。
「お役に立つ時がござるやも知れない。その時は我が皆の力になれるでござる」
少女を再び黄金色の光輪が包んだ。
その刹那、少女は神聖女学園の女子高生の姿に変わった。
あまりのチートぶりに声を失う三人。
女子高生姿になった少女が挨拶を続けた。
「本日から、ここの生徒会に参加させて頂く天女の天宮静女でござるーー 静女と呼ぶと良いでござる」
静女の紫色の長い髪に長い睫毛の中で、紫色の瞳がキラキラと妖しく輝いて康代を見つめいた。
徳田大統領の側近に、チート級の伝説の天女が加わった。
高天原の伝説みたいなことが、神聖女学園の生徒会室で起きたのである。
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新しい時代が音も無く動き始めた。
徳田は、復活した徳田御三家に招集を掛けた。
そして国政に参加させ、国を監視させることを心の中で決める。
二度と不埒な輩が現れないように・・・・・・。
神聖女学園の生徒会室は、新政府の執務室になった。
永畑町の官邸時代は、幕末から三百年目に完全に幕を閉じた。
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徳田康代大統領は生徒会の執務室で世直し本部を立ち上げた。
全国の女子高生に協力を求め徳田幕府が司令を伝えた。
神聖女学園の中でも外でも、女子高生の協力の声が上がった。
女子高生パワーは全国規模で拡大した。
全国の藩に女子高生支部が設立された。
『皇国の今と未来ために、みなさんの協力が嬉しい限りです』
康代は協力者にインターネットライブで答え感謝を伝えた。
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数学の天才という別名を持つ前畑利恵副大統領。
彼女はデノミと通貨リセットを実施した後、すべての銀行を国営化した。
通貨支配からの脱却を実行した。
すべての無駄は削除され、国家と国民のために使われることになった。
全国の役所では箱物見直し政策が実施された。
国民住宅に避難設備が設置され、国営スーパーが隣接された。
全国の戸籍データーベースが学園都市の地下司令部に移転したのも同じ時期だった。
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織畑信美首相は国防を担当した。
宇宙からの危機管理が強化され宇宙発電所が見直された。
天女の天宮静女は徳田大統領の側近として身辺を護った。
【聖女の康代を天女が護るなんてあるんだ!】
静女は説明した。
「伝説は長い時の流れの中で、いつの時代も間違って口伝されているでござる」
「そして歴史は書き変えられているでござる」
「刀剣の姿は身を隠す魔法と同じで天女の姿が本物でござる」
皆を安心させる静女だった。
「まるで魔法みたいーー 」
神聖女学園に集結した女子高生は徳田幕府の重鎮になって康代を支えた。
学園の敷地内には大型ショッピングセンターがある。
学園地下通路から移動することが可能だ。
新政府誕生のために準備されたような地下通路かと康代は心の声に尋ねた。
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三日月未来




