第5話 新政府誕生 その3
割愛版です。
パラレルワールドの女神パレリアは十万年前の出来事を思い出し感慨に耽っていた。
パレリアとアセリアは自然界を統括している仲の良い双子の女神だった。
狛犬姿のレリアは、大昔、地球にいた。
パレリアが並行世界を作った時、アセリアにお願いされてパレリアの神使として従者になった。
神使レリアが女神パレリア様に内容を伝えた。
「地球の裁きが実施されたあと、マグマの制御が暴走した 」
「アトランティスの二の舞になるやも知れない 」
「万が一の時ーー 並行世界の扉の解放をお願いしてもたいーー と言うことでした 」
「万が一が、あるのかな 」
「さあーー そこまでは分かりません 」
「レリアよ、とりあえず、準備だけしておこう 」
「パレリア様、ありがとうございます 」
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徳田康代、織畑信美、前畑利恵の三人の女子高生が、皇国に正義を取り戻すた生徒会室に集まった。
【徳田家康】の生まれ変わり、徳田康代生徒会長
【織畑信長】の生まれ変わり、織畑信美生徒会副会長
【前畑利家】の生まれ変わり、前畑利恵生徒会書記
後に国民から救世主と呼ばれる転生女子高生の世直しが始まる。
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【神聖女学園生徒会執務室】
康代は徳田時代以来の極めて多忙な女子高生生活を送っている。
生徒会長、初代大統領、16代征夷大将軍という3役を消化していた。
織畑と前畑に協力を依頼することを決心していた。
生徒会室の窓から校庭を眺めていた。
康代は振り返らず、唐突に話し掛けた。
『信美、ネットが得意と聞いています 』
「いやいや、それは利恵だよ 」
『信美、首相をしてくれ 』
珍しく男口調で迫る康代に、信美は圧倒され焦った。
「私には、荷が重いよ 」
『そんなことない、信長様の前世を持つ信美なら最適だ 』
「なんでーー そのこと知っているの 」
『天界にいた時、女神様から聞いたわよ 』
「それ、めちゃくちゃチートなんだけど 」
『利恵も前世からの強い縁があるから協力してもらいたいーー 先ずは信美にお願いしたい 』
『前世では信長様が先に他界して歴史が変わってしまって大変だったんだから・・・・・・ 』
『皇国再生に信長様の生まれ変わりである信美の力が必要なのよ 』
康代の前世話しで信美の無意識が反応してしまった。
「しょうがないな、協力するか 」
二人がひと段落した時、前畑利恵が生徒会室に入って来た。
「利恵、お前も新政府に協力してくれ 」
信美も康代の影響を受けて男口調で利恵に迫った。
「私、ですか?」
『そうだ、お前しかいない 』
新政府大統領と征夷大将軍を兼務する康代が、断定口調で追い討ちを掛けた。
「康代、信美、私でいいのか 」
利恵も言葉尻が変わった。
前世の無意識が、家康、信長、利家を結び付けた。
『信美が首相で利恵が副大統領で良いか』
新政府の顔ぶれが揃った瞬間、神聖女学園生徒会に皇国の大統領キャビネットが成立。
徳田康代大統領
織畑信美首相
前畑利恵副大統領
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女神の神使セリエが康代の前にモフモフ黒猫のままで生徒会室に現れた。
織畑、前畑も、可愛いと声を上げる。
猫が人間の言葉を話し出して織畑と前畑の二人が驚く。
「予に気安く触るでない。人間どもーー 女神の神使であるセリエじゃ 」
『セリエ様、失礼しました。不敬をお許しください 』
徳田が謝罪すると、織畑、前畑も謝罪に加わった。
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セリエは言葉尻を柔らかく変えて、猫語で話し出す。
「今日は、皆に伝えることがあるニャ 」
「ーー 」
「女神様から命令を受けて参上したニャ 」
「ーー 」
「前の大掃除で害虫駆除の大半は終えたがニャ」
「害虫」
「そのために発動した命令が自然界で暴走してニャーー ここは安全だが、都心部と永畑周辺があぶないニャ 」
「ええ」
「避難設備を増設を依頼されたニャーー 移住計画を推進するように伝えるニャ 」
想定を超える話に圧倒される3人。
「アセリア様からの要請だニャーー 今言えることは、このくらいだ!ニャ 」
「ーー 」
「陛下の移住は三か月前に終えているから心配ニャイ 」
黒猫姿の神使セリエは、一方的に伝えると光になって消えた。
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三日月未来




