第57話 西和のブラックストン
まえがき
第57話 西和のブラックストン
改編2026 「女子高生は大統領〜転生女子高生」
7万文字
この小説の改編前の元タイトルは
「女子高生は大統領」の31話
【三十一】大きな黒猫と御伽噺!
自作小説を書き直して別作品としています。
大幅に割愛加筆分割して各話を3分版にしました。
三日月未来
康代はテーブルの席を田沼博士の横に替わってもらった。
アラサーの田沼は神聖女学園の臨時教師で独身の美人教師で女子生徒から慕われている。
『先生、今日も素敵なワンピースですねーー ところで』
「ーー まだハッキリしませんが、地震波に僅かですが異常が起きています」
「多分、ブラックストンかと」
「ゴールド、ブラック、レッドと西和では、リスク順に名前が付けられています」
『知りませんでしたわ』
「インターネットニューススピードも話題にし始めているそうよ」
若宮の言葉に康代の脳裡に神使セリエの言葉がよぎる。
【西和のブラックストンが怪しくなっておる。同時爆発も有り得る】
田沼博士の裏付けは、康代の不安を助長するのに十分だった。
『先生、何も出来ないと言うジレンマは神経に差し障りますわ』
「朗報かどうかは分からないが永畑火山が小康状態です」
『ブラックと永畑がダブルだったらゾッとしますわ』
⬜︎⬜︎⬜︎
隣のテーブルの女子中学生たちのお喋りが聞こえた。
「さっきのインターネットニュースを見た?」
「見たよ。驚いたよ」
「ブラックストン火山よね」
「噴火したみたいよ」
田沼と康代は耳を疑って田沼が女子中学生に尋ねた。
「すみません。それいつですか?」
「ちょっと前のネットニュースよ」
「規模は大きいですか」
「分からないけど、ニュースが騒いでいて驚いたわ」
「ありがとうございます」
康代はいけないと承知しながら、この関連の報道に蓋をする決心をした。
ニュースが騒ぎを知らない人の不安を煽る。
知らなければ不安は拡大しない。
不安が拡大すれば負のエネルギーが増大されてしまうからだ。
⬜︎⬜︎⬜︎
康代は秀美と信美を呼んだ。
『あとで、学園の執務室に来てください』
「何かありましたか」
『ここじゃ話せないので』
「時間は空いているもん、いいわ」
『秀美、利恵と光夏もね』
前畑利恵と明里光夏の耳にも届いていた。
⬜︎⬜︎⬜︎
田沼博士は、ホログラム携帯でブラックストンのニュースを確認した。
「これは多分、水蒸気爆発ですね」
「破壊があっても溶岩の噴出が無いパターンですね」
「若宮さんの説明通りマグマは噴出されていません」
『田沼先生も同席してください』
「私もですか」
『ブラックストンと無関係じゃ無いので』
姫乃と和泉は場の空気を読んで先に離席した。
「康代、じゃあ明日の午後ね」
『姫乃さん、和泉さん、おやすみなさい』
織畑、前畑、豊下、明里、静女、田沼、若宮は、康代と一緒に執務室への地下通路を重い足取りで進んだ。
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三日月未来




