第53話 女神たちの救済計画
まえがき
第53話 女神たちの救済計画
改編2026 「女子高生は大統領〜転生女子高生」
この小説の改編前の元タイトルは
「女子高生は大統領」の29話
【二十九】まな板の上の鯉でござる!
自作小説を書き直して別作品としています。
大幅に割愛加筆分割しています。
三日月未来
神使レリアは西和帝国に並行世界への扉を設置してテストを始めていた。
西和帝国の街中のあちこちで超常現象が起きていた。
「ここ、なんか変だぞ!」
「何が」
「向こうへ行こうとすると戻っているんだよ」
並行世界の神使レリアは、通過フィルターのテストを確認して並行世界の女神に報告した。
「パラリアさま、扉の通過フィルターのテストを開始しました」
「それで」
「フィルター通過者は全体の3割以下です」
「左様か、仕方あるまい」
西和帝国の7割が並行世界の扉を通過できないことが判明した。
⬜︎⬜︎⬜︎
人間界の地球学校と違ってーー 扉通過の再試験はないのだ。
並行世界の扉は、中間世界の扉と同じ原理が作用している。
魂の自浄作用が運命を決め魂の年齢が影響している。
「パラリアさま、通過出来ない人間が中間世界に行った場合、ほぼ全員地獄門行きが確実と思われます」
「レリアよ、其方の言う通りになるだろう」
「腐った魂には、お仕置きが必要やからな」
「はい、パラリアさま」
「ただ問題が」
「申せ!」
「弾き出された人間で、並行世界の扉付近が団子状態になるかと」
「扉の設定を変えてーー 中間世界の方法に変更すれば問題ないやろ」
「と言われますと」
「無垢な魂の前に目に見えない並行世界の扉が出現して包み込む。
ーー汚れた魂の前には、何も現れない。
ーーどうじゃ、これなら、ピンポイントで人間の仕分けができるやろ」
「はい、パラリアさま、並行世界パラレルワールドの扉のグレードアップをします」
「レリアよ、ご苦労やが頑張ってな!」
「はい、パラリアさま」
⬜︎⬜︎⬜︎
地球の女神アセリアは、黒猫姿の神使セリエの報告を聞いていた。
「並行世界の神使レリエさまの報告ですが、並行世界の扉のグレードアップをしたそうです」
「皇国の永畑と西和帝国のゴールドストンは、どうかな」
「はい、永畑は小康状態ですが西和は、楽観出来ません」
「他に何かあるか」
「はい、西和の北部のブラックストンが活動を始めました」
「ブラックストンか、シナリオが変わるかも知れないな」
「と言うと」
「引き金が変わる可能性が出て来たかな」
「まさかーー 両方同時もありと言うことですか」
「そう、あるだろう」
「セリエよ、念のため陛下と康代に伝えよ」
「アセリアさま、至急、お伝えします」
セリエは虹色の光になって消えた。
光の色は神使のレベルを現している。
⬜︎⬜︎⬜︎
神使セリエは黒猫姿で陛下の書斎に現れた。
「陛下よ、セリエじゃ、伝えることがある」
「はい、セリエさま」
「西和のゴールドストンが合図を伝えていたが雲行きが怪しくなって来た」
「ブラックストンの可能性が出て来ている」
「どちらかが先か、同時かは分からないが、合図であることは同じじゃ」
「セリエさま、西和大陸沈没の合図ですね」
「其方は、康代に協力して鎖国維持をするのじゃ」
「同情はいらないぞ」
「並行世界の女神が救済計画を発表している」
「皇国は大丈夫と民を安心させるのじゃ」
「はい、セリエさま。ありがとうございます」
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三日月未来




