第50話 門外不出の右脳活性法
まえがき
第50話 門外不出の右脳活性法
改編2026 「女子高生は大統領〜転生女子高生」
この小説の改編前の元タイトルは
「女子高生は大統領」の27話
【二十七】夕食会でスーパー記憶なの?
自作小説を書き直して別作品としています。
大幅に割愛加筆分割しています。
三日月未来
康代たちは学園寮の食堂前で秋野先生を待っていた。
秋野先生が到着して、織畑、静女、徳田、前畑の順にテーブルの席に着いた。
反対側は和泉、姫乃、秋野、明里、豊下の順に席に並ぶ。
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秋野が特殊な話を始めて、みんなが先生を見た。
「みんなは能力者だから当たり前ですが、世の中では当たり前でない場合もあるのよ」
「たとえば、脳内再生のお話で有名なのは歌声」
「昔、聞いた歌声が、ある日突然、頭の中から聞こえる現象よ」
「右脳を活性化させると暗記力が上がるのも似ているわ」
「他には本を目で読む時に、脳内から声が聞こえる現象」
「役者の会話している声が脳内から聞こえるからドラマ要らずになるわ」
「ただし脳内で聞こえる役者の会話スピードは変えられないのね」
「速読出来ないのが欠点ですわ」
『読書は該当しています』
康代が言うと他の者全員が従って同じ事を言った。
さすが、能力者たちの無双レベルは違った。
「さすが、前世女学園の女子生徒さんね」
「此処で当たり前の出来事は他では当たりじゃないわね」
「拙者も秋野先生に同意でござる」
天女の天宮静女の茶目っ気ぶりに夕食会の空気が和んだ。
⬜︎⬜︎⬜︎
姫乃が右脳活性化の方法を秋野に質問した。
「先生、右脳活性化で暗記力が上がるとかいう方法なんですが」
「あれはねーー 密教とか言う大昔の秘伝なのよ」
「スーパー記憶法と言うと分かりやすいわ」
「先生、どうなるのですか」
「そうねーー 見たことが写真撮影の人間版でーー 聞いた事は脳がスキャナー化するわ」
「そんなことできるんですか」
「出来た人は意外と口外しないから伝えられていないわね」
「秘伝なのでーー 口伝で後世に残されて門外不出なの」
「じゃあ、私たちは出来ないのですか」
「それがねーー 簡単な裏技が存在するの」
秋野は言葉を選びながらゆっくり続けた。
「秋野先生、真言でござるな」
「そうよーー でもね、毎日しないといけないのよ」
「簡単に言えば、脳内の神経伝達物質のシナプスをダミー化することなのね」
「空山阿闍梨が修行僧の時に実施したでござる」
「虚空蔵菩薩の真言を唱える求聞持法なの」
「でもーー 生徒のみなさんに出来ることは真言くらいね」
「先生、どうするの」
「真言を毎日千回唱えるのよ。慣れれば30分くらいよ」
「それで100万遍を唱えるまで続けて3年くらいで到達するわ」
「30万回の節目を通過した頃には違いを実感するわ」
『先生もされたのですか』
「康代さん、いつも鋭いわねーー 当然していますわね」
「先生、真言を教えてください」
「インターネットで求聞持法で検索してみて」
「見つからない時はいつでも秋野に質問してみて」
女子生徒たちはホログラム携帯で調べ始めた。
『先生、ありました』
「のうぼう、あきゃしゃ・・・・・・ですね」
「そうよ、姫乃さん」
「1日30分でスーパー記憶は安い買い物でござるな」
食事が終えた秋野は、立ち上がるとみんなに向かって挨拶をして離席した。
「じゃあ、みなさん、私は明日の準備もあるのでお先に失礼しますわね」
秋野先生の言葉を合図に康代たちは学園寮に戻ることになった。
徳田、織畑、姫乃、和泉の4人と静女は、徳田と静女の部屋で台本の読み合わせをすることになった。
外では木々の枝葉が揺れて風が窓ガラスを叩いていた。
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三日月未来




