第39話 気分転換が必要でござる!
まえがき
第39話 気分転換が必要でござる
女子高生は大統領 本編参照は
第八章 【二十二】転生女子高生〜春夏文化祭は目前だ!
三日月未来
天女の静女は大はしゃぎでアニメ以上に寝泊まり会を楽しんだ。
翌朝、康代の寝室のレースカーテンから朝陽が溢れ始める。
女子高生たちは学園寮の食堂で朝食を済ませ各自の部屋に戻り、その日の身支度を整えた。
神聖女学園には校舎の食堂と寮の食堂があった。
校舎側の利用時間は昼食の時間に限られている。
一方、寮側の食堂は朝食と夕食時間に限定され女子高生たちは限られた時間を上手に使いこなしていた。
女学園特有の厳しい門限に間に合わないと一般女子生徒はアウトであったがーー 徳田康代たちと一部の生徒会役員には政府任務の関係で学園の特例フリーパスが許され制限は無かった。
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春の文化祭は永畑火山 大事件で延期されたーー 生徒会の活躍で明日から遅い文化祭が始まる。
静女たちのパジャマパーティーは文化祭の前夜祭に見えた。
神聖女学園の文化祭は特殊性も手伝って、街から多くの人が来場して毎年盛り上がっている。
今年は6月までずれ込んだ関係で文化祭の名称が春夏文化祭と変更された。
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普段は男子禁制の女学園も、この時だけ一部のエリアを除き開放される。
ワクワクした女子高生たちは井戸端会議に余念がない。
「明日の文化祭、イケメンいるかしら」
「期待しない方が無難よ」
「ブサメンやモブだったらショックでしょう」
「そうね。サプライズに期待した方が良いかな」
「あなたは何するの」
「メイドカフェよ」
「それって大昔の流行ね」
「大丈夫よ、流行は繰り返すから」
「なるほどね」
「それで、あなたはどうするの」
「占いよ」
「なんか怖そうな予感しかしないわ」
「大丈夫よ。多分」
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生徒会室の隣には新政府の大統領執務室があったが公然の秘密になっている。
その関係で生徒会室周辺は幕府の女子高生警備隊が前日より特別警戒を強化していた。
万が一のための厳戒体制で蟻の子一匹も入れない状況になっている。
女子高生警備隊は全員ポニーテールに黒マスクと黒サングラスをしていた。
腰には小型レーザービーム銃を携帯している。
銃には殺傷能力がなく対象者を24時間行動不能にさせる威力に限定されていた。
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徳田康代大統領の側近には天女の天宮静女がいる。
康代の唯一の心配は静女の好奇心の暴走だった。
康代が新政府のトップであっても神々の絶対命令には逆らえないからだ。
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生徒会室では、春夏文化祭準備の最終打ち合わせが行われた。
会長の康代、静女、光夏が参加している。
残るメンバーの信美、秀美、利恵は、執務室で政府任務のため待機していた。
信美は、オーディションのプレッシャーで心そこにあらずと言うかご機嫌があまり良くない。
「信美さん、どうされましたか?」
「秀美なら分かるわよね。宝田劇団のオーディションよ」
「はい、普通に緊張しますわね」
「そうなのよ。落ち着かない気分なのよ。神聖女学園の面接以来の気分よ」
「それじゃあ、気分転換が必要ですわね」
利恵が助言して微笑んで言った。
「屋上に行って、大江戸平野の山々を眺めませんか」
「気分転換が必要でござる」
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三日月未来




