第38話 波動調整でござるな!
まえがき
第38話 波動調整でござるな!
【二十一】神社で打ち合わせでござる!
驚いた田沼が康代に質問した。
「黒猫って・・・・・・」
『守護神に仕える神使のセリエさまです』
『心配するなとの伝言がありました』
田沼たちは話の続きに戻った。
「数週間の間、地球は地獄となるでしょう」
『そうですか、残念です』
「徳田さんの未来予知ですか」
『いいえ、胸騒ぎです』
「その場合、人類に逃げ場がありませんね」
『そうですか』
「永畑火山事件が、微震レベルに感じることでしょう」
『そうですね』
「方舟があっても不可能でしょう」
『科学的見解をありがとうございます』
「大統領、何か起きるのですか」
『セリエさまとの約束なのでーー 今は口外できません』
「私たちのできることはなんですか」
『セリエさまの件も秘密でお願いします』
「口外は出来ません。超常現象扱いにされますから」
「左様でござるな」
静女が呟く。
『田沼先生のお陰で事態の全体像が見えました。永畑火山の疵痕も未解決ですし・・・・・・』
『田沼先生たちは山崎線内の火山の動きに注意してください』
「分かりました。何か動きあれば報告します」
『本日は、ありがとうございます』
田沼と若宮が社務所を後にしたあと康代がみんなに伝えようとした。
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康代のホログラム携帯が鳴る。
皇国陛下からの着信だった。
康代は折り返し陛下に連絡を入れた。
『徳田です。一郎さん』
陛下は、あとで連絡すると言い残して切った。
康代には陛下の意図が分からなかった。
康代は喫緊の課題に思いを巡らせた。
『神聖女学園生徒会は国民感情をニュートラルにするように努力しましょう』
「波動調整でござるな」
「康代、そのための宝田劇団の臨時公演ですね」
信美が話すと秀美が続いた。
「康代さん、公演を成功させましょう」
利恵と光夏が康代の手を握る。
『ところでさ、静女にピッタリのアニメがあるのよ』
「なんでござるか」
『そのタイトルが、”異世界に舞い降りた美人天女”なの』
「拙者に似ているでござるな」
神社の社務所内に笑い声が響く。
『学園寮に戻ったら、みんなで見ましょう』
「精神の栄養でござるな」
織畑、前畑、豊下、明里も康代の提案に乗り、康代と静女の寝室に押しかけることになった。
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康代たちが去った後、陰陽師の秋野晴美は境内で夜空にキラキラと輝く星を眺めながら目を閉じた。
瞼の裏に真っ直ぐに伸びた黄土色の土の廊下が伸びている。
両側には切り立った垂直の土の壁が上へと伸びていて廊下の中央には人が倒れ重なっている。
視界の意識を後退りすると倒れた人たちが段々小さくなる。
再び視界を近づけると同じ光景が見えた。
秋野は瞑想の幻影なのかと思って目を開け武者震いを感じ、天を仰ぎ心から八百万やおよろずの神々に祈るのだった。
皇国3千万人の平和と東都300万人の命を守るために・・・・・・。
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その頃、康代たちは、静女のリクエストでパジャマパーティーを検討中だった。
「腹が減っては戦ができぬ」
「秀美は、相変わらずだな」
信美の言葉を合図に康代たちは学園寮の食堂に向かった。
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三日月未来




