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【改編2026】女子高生は大統領〜転生女子高生  作者: 三日月未来


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第27話 新大江戸23区

 『今度ね、神聖女学園の講堂で宝田劇団の臨時公演があるの』


『田沼先生、良かったら如何ですか』


「宝田劇団ってーー あの有名な宝田ですか」


『そうよ。国民の心の栄養を考えての新しい企画よ』


「大統領、喜んで参加させていただきます」

若宮も頭を下げた。


『私たち人間は肉体の栄養補給には注意しているのに心の栄養には無頓着なのね』


「確かに精神面には無頓着です」


『不安の多い時代の過渡期ですーー みなさんの心に栄養をと考えた企画なんです』


『四六時中の中で楽しいことを考えている事が多いプラス思考の人とーー その逆の思考の人では近未来が変わる科学的データがあるそうよ』


「潜在意識ですね」


『そうね。私たちは顕在意識思考が全てと錯覚しているのよね』


『徳田幕府は心と肉体のバランスをも大事にしたいの』


「大統領とても素敵な考えですね」


『この100年以上の情報戦争で情報撹乱が大量発生して、その結果不安が拡大してしまったの』


「憎悪、嘘、恐怖など負の情報ですね」


『大雑把に括れば情報には2種類あるのね』


「真実と嘘ですね」


『人間の悲しい相で多くは悪い話に飛びつくの』


「そして、悪の側面が大きくなって来た訳ですね」


『今、その部分に光が必要なの。徳田幕府は国民の幸せのための潜在意識のパワーを爆発的に強くしたいの』


 いつになく康代は同じ主張を繰り返した。

天女の静女も幾度も頷いて紫の瞳をキラキラさせた。


『そういう事情も踏まえて避難を速やかに出来ると幸いなんですが』


「山崎線の原口駅付近で止まる保証はありませんが」


『そうね。次のシナリオが必要ね』


「というと・・・・・・」


『博士のテリトリーの外になりそうです』


 康代は言葉を濁して心の中で呟いた。


【東都ーー 分割かな】


⬜︎⬜︎⬜︎


 康代は多目的ルームに連絡した。

織畑信美、前畑利恵を執務室に呼び寄せる。

田沼博士と若宮助手が退席した後だった。


『今日は東都の行政区の分割をみなさんとお話します。大江戸23区の中心一帯は立ち入り禁止区域です』


『新しい街が別のエリアに必要です』


「どんな青写真ですか」


『信美、青写真はまだなの。それで今日その青写真をと思います』


「というと今日決めるのですか」


『利恵、それはないわ』


『この学園都市の周辺が無傷なので、そこを今後の開発エリアにしたいの』


「それで康代さんはどうされますか」


『廃墟は名称を変更して国営区として残します』


『同じくらいのエリアを東都の西に作り新しい行政区にします。つまり東都西区を立ち上げ既存の町に合併させます』


「それは面白そうですね』


『まだあるわ。他の町も大江戸23区に入れて新旧交代させるのよ』


「新大江戸23区と旧大江戸23区ですね」


『さすが利恵は察しがいいね。陣頭指揮は信美がして、利恵が知識サポートで、どうかしら』


「青写真が見えましたね」


『信美、ありがとう』


「良い考えでござる」


 日も沈んだ頃、女子高生四人は、学園寮の食堂に向かった。


「今宵は、満月でござるな」


 静女が嬉しそうに微笑んでいる。

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三日月未来(みかづきみらい)

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