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【改編2026】女子高生は大統領〜転生女子高生  作者: 三日月未来


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第21話 感情エネルギーの暴走

 康代たちは学園の地下通路からショッピングセンターの地下玄関に出た。

センターの地下玄関は神聖女学園の女子生徒たちで賑わっている。


 康代たちは変装していたので気付く者はいなかった。


 万が一を考えエレベーターを避けてエスカレーターで移動した。


⬜︎⬜︎⬜︎


 最上階のレストラン街の端にカフェがあった。

平日なので、思ったよりは人は少ない。


 天女の静女は可視化モードになっている。


「お客さまは、何名でございますか」

「6名でござる」


 康代たちは、学園側が見える大きなテーブルに案内された。


『静女は何がいい』

「拙者はクレープをお願いしたいでござる」


「康代は、チョコレートパフェ」

「信美は、チョコレートショコラ」

「利恵は、イチゴパフェ」

「秀美は、チーズケーキ」

「光夏は、イチゴのショートケーキ」


「これで全部でござるな」


「光夏殿、よろしくでござる」


 光夏はテーブルのホログラムディスプレイに慣れた手付きでタッチしてオーダーを完了した。


[オーダーをありがとうございます]


[しばらく、お待ち下さい]


「便利な時代でござるな」


⬜︎⬜︎⬜︎


 しばらくして、ウエイトレスがオーダーを運んで来た。


「クレープの味は癖になるでござる」

『静女はクレープの大ファンですね』


 静女は窓から見える学園都市の田園風景を眺めるのが好きだった。


「最上階の眺めが最高でござるな。生徒会室はどの辺かな」

『中庭に面しているから、あのあたりじゃなくて』


 康代が指を指して言った。


 団欒をしていたら、陰陽師の秋野晴美先生が店内に入って来た。


⬜︎⬜︎⬜︎


『先生こんにちは。宜しかったら、ご一緒しませんか』


「康代さん、偶然ねーー ちょうど、みなさんと話たい事があったので嬉しいわ」


 秋野はカフェのテーブルの端の席に腰掛けて話を始めた。


「みなさんは、人間の感情エネルギーを知っているかなーー 波動とも呼ばれるエネルギーなんですが」


「拙者は知っているでござる」


「個人エネルギーは小さいので悪さをしないのですが集団となると違うのよ」


『確かに、そうですね』


康代が頷く。


「エネルギーにはプラス側とマイナス側があるのよ」


「ーー 」


「普通はニュートラル前後なので問題無いのーー 永畑や大都で起きた自然災害の引き金になる場合が稀にあるのよ」


[実際は神の天罰だった]


「負のエネルギーの暴走でござるな」


静女は乗り気である。


「不安、恐怖、憎悪、嫉妬などーー 地震や火山だけじゃなくて豪雨、落雷、台風、竜巻などにも影響を与えるのよ」


「ーー 」


「五月の永畑事件は圧政に苦しめられた国民の負のエネルギーの暴走なのかも知れないわ」


「神の裁きでござるな」


「神使セリエさまが事前に知らせてくれるのもそのためよ」


「ーー 」


「みなさんには、再び国民の負のエネルギーが暴走しないように、プラスエネルギーを高めるお仕事をお願いしたいの」


「愛でござるな」

静女が呟く。


『政策は順調ですが膿が多少生じます、大都みたいに』

徳田康代は溜め息をつくのだった。

 お読みいただき、ありがとうございます!

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投稿後、加筆と脱字を修正をする場合があります。


三日月未来(みかづきみらい)

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