第17話 受験勉強がなくなるでござる!
女子高生は大統領改編版2026
第17話 受験勉強がなくなるでござる!
「女子高生は大統領」の次の章を参照ください。
第五章【十】転生女子高生〜受験勉強がなくなるでござる!
三日月未来
康代の中でのモヤモヤが形になって来た。
康代は秀才の明里光夏とアイディアに秀でている豊下秀美を呼ぶことにした。
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梅雨時には珍しいくらい天気の良い日で麗らかな陽気だ。
学園の中庭のベンチに日差しが降り注いでいる。
秀美と光夏はベンチに腰掛けて康代を待っていた。
『秀美、光夏、御機嫌よう。お待たせしたね』
側近の天女の天宮静女も一緒にいる。
「康代さま、静女さま、ご機嫌よう」
「さまは、要らぬでござる」
『そうね、静女の言う通り』
『ここは公式の場ではないからね』
二人と静女も頷く。
『お二人を呼んだのは新しい改革を実行して欲しいのよ』
「何でしょうか」
『それは学校教育の再編なの』
二人はポカンとして顔を見合わせた。
『どうしたのーー あなたたちは皇国の大統領執務室をサポートしている幹部よね』
「そうですがスケールがあまりに大きくて想像が追い付きません」
光夏はそう言って秀美にアイコンタクトを送った。
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「私も光夏と同じです。せめて青写真が必要です」
『青写真か・・・・・・』
康代は少し考えてから説明を始めた。
『例えば!公立私立の無償化問題や、避難所併設、国民住宅計画は、知っているよね』
「はい、心得ています」
『それは国民側の問題よね。今度は生徒側の問題よ』
『例えば大学は専門知識を教育する場よね。ある意味、専門学校も同じ』
『しかし高校生の多くはそのために貴重な時間を受験勉強に浪費する訳なの』
『そんな不効率を無くしたいのよ』
『神聖学園はエスカレーター式で問題無いけど、そうでない学校の方が多いのーー だから改革が必要よ』
康代はペットボトルのミネラルウォーターを一口飲んだ。
光夏が尋ねる。
「それで私たちは、・・・・・・」
『改革の根回しかなーー 最終的にはバッサリですね』
康代は笑った。
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『大学受験制度を無くすの。その副産物は受験の廃止ね』
「大学が無くなったらどうなるのですか」
『そうね、高校四年、五年まで併設して、短大機能を高校に吸収して』
『もちろん希望しない生徒は三年で修了できるの』
『卒業じゃ無く修了にするのよ』
光夏が顔を輝かせて質問する。
「つまり、高校が二層になる訳です」
『そうよ、大学が完全に消える訳でないから職員の大半は高校に移動』
『大学の三年、四年は、大学院に吸収すれば良いし・・・・・・』
『特殊な医大や航空大や防大などは、現状維持継続と考えるとどうかしら』
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秀美が口を開いた。
「私の役割は何でしょう」
『最初に宣言した根回しとバッサリよーー 多分、秀美に向いているわよ』
「根回しとバッサリがですか」
「静女も賛成でござるよ」
『じゃ、今日は青写真と言うことで、正式に後日、生徒会大統領執務室から通達しますね』
秀美と光夏は嬉しそうに微笑みながら
「康代さん、静女さん、またね」
と言って校舎の中に消えた。
『静女、お天気いいからお散歩どう』
「康代、お付き合いでござる」
『しばらくしたら噂になるでしょう』
「受験勉強が無くなるでござるな」
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三日月未来




