お寝坊まりもさま
生成AI(Grok)による本文作成を行い、微調整しています。
苦手な方はご注意くださいませ。
休日の朝だった。
カーテンの隙間から、柔らかい光が差し込んでいる。いつもならもう起きているはずの時間なのに、隣のベッドでまりもがまだ目を閉じたまま動かない。淡い緑の長い髪が枕に広がり、濃い緑の葉模様が朝の光を弱く反射している。
しばらくして、まりもの耳がぴくりと動いた。ゆっくりと目を開ける。焦点が合っていない。いつもの毅然とした気配が、まだ立ち上がっていない。寝起きのまま、ぼんやりと天井を見ている。まばたきの回数が多くて、光をまぶしそうに受けている。
珍しかった。
普段のまりもは、起きるとすぐに背筋を伸ばし、低い声で何か言う。なのに今は、ただ光の中にいる。髪を指で触ろうとして、途中で力を失う。起き上がろうとしても、肩が少し動くだけで、結局枕から離れない。ぽやぽやした空気が、朝の部屋に残っている。
私はしばらくその姿を見ていた。すると、
「……見るな」
と低い声がした。なのに、体は動かない。むしろ、視線を逸らすために顔を横に向けただけだった。耳がぴくりと後ろへ寄り、文句を言いながらも、すぐに起き上がろうとしない。見られていることが分かっているのに、このままでいたい気持ちの方が勝っているらしい。
「起きなくていいよ。お休みだし」
「……分かっている」
返事はした。なのに、まりもはまだ横を向いたまま動かない。耳の先が、わずかに赤い。見られていたことへの照れと、起きられない眠気が、同時に残っている。カーテンから差し込む光が、淡い緑の髪の上でゆっくりと揺れている。
まりもはもう一度、小さく息を吐く。
起きなければいけない時間だと分かっているのに、体が従わない。そんな、ごく短い猶予がそこにある。
「……なんだか、かわいいね。まりも」
「まりもって呼ぶな」
低い声が返ってくる。
でもその声は、朝の光の中で、まだ少し眠ったままだった。
起き上がる気配は、まだどこにもない。




