↑ページトップへ
表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
暇人侍  作者: 一斗
PR
61/73

其の六十一 にらみ合い

「久しぶりに戦に出れたというに、単なるにらみ合いのみで終わってしまうとは・・」

「あくまで牽制じゃからな。そのお陰で猿の軍勢が家臣団の一人との戦に勝利したのじゃから、大殿様の株も上がったじゃろう」

「そうじゃな」

「これで猿の天下取りはほぼ決まりじゃろうな。うつけのように謀反等があった場合は話は別じゃが」

「と、なれば戦はもう無くなるのか?」

「このまま行けばな」

「ううむ・・そうなると我らの出世の道は閉ざされてしまうのお。さりとていつまでも戦の世が続くのもどうかと思えるし・・」

「これからは我らも戦働き以外の身の処し方を考えねばならんな。場合によっては畑仕事もせねばならぬやもしれんぞ」

「畑仕事か・・それよりも漁の方をやりたいのじゃが・・」

「わしは畑仕事でも別に構わぬがな」

「・・やはり船造りを始めねばならんな」

「漁に出るには船が必要じゃからな。まあ、気張って造るのじゃぞ」

「待つのじゃ」

「は?」

「一人では日数が掛かってしまう。お主も手伝ってくれ」

「二人でも変わらぬと思うぞ」

「それを海に浮かべ、二人で大海原へ漕ぎ出そうぞ!」

「無理じゃな」

「た、頼むうううう!二人で船を造り、海へ出ようぞおおおお!」

「ええい、離せ!お主と二人で荒れた北国の海など危険すぎるわあああああ!」

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。