表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
暇人侍  作者: 一斗
PR
40/73

其の四十 山ばかり

「今度は見渡す限り山ばかりじゃなあ」

「盆地じゃからな」

「平地が少なく山が多い、か。戦になると敵が視界から消える事が多いじゃろうな」

「お主にしては鋭いな。事実、北の大名との戦ではそれに惑わされて大殿様のお命も危うかったと言われておる」

「あの戦上手の大殿様が、か。やはり噂通り北の大名は手強いのう」

「その北の大名とも今では同盟関係じゃ」

「うむ。お陰で北の大名との国境に来ても戦が起こらぬという訳じゃな。はあ・・」

「ため息を吐くでない。家督を相続なされた新たな大殿様は好戦的な方と聞いておる。すぐにでも戦の指令が下ろう」

「だと良いのじゃが・・はあ・・」

「何じゃ、今回はため息が多いのお」

「当たり前じゃ。せっかく苦労して造った筏を持ってこれなんだのじゃからな」

「気軽に持ち運びできる物ではないであろうに。諦めて大人しく川釣りでも楽しむのじゃな」

「いや、川釣りでは物足りぬ。今度は山にある木を使うぞ」

「は?」

「屋敷の増改築じゃ。娘もできた事で部屋も増やさねばならん。お主の屋敷には鶏小屋を建ててしんぜよう。お主も手伝うのじゃ」

「やらぬ」

「差しあたって工具が必要じゃな。お揃いのでよいか?」

「やらぬと言うておろうがああああ!」

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

↑ページトップへ