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暇人侍  作者: 一斗
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其の二十七 嫁が来ます

「わしも嫁をもらう事になった」

「何!?それはまことか!?」

「うむ。相手は今の上役の妹君じゃ」

「そうかそうかめでたいのお!」

「承諾の返事はしたが、祝言の日取りはまだ決まっておらん。戦の前に何とか執り行いたいが」

「戦になればしばらくは戻ってこれぬしな」

「そうじゃ。一応その事も話しておいたが相手方の都合もあるしの」

「・・しかしそうか、お主もとうとう嫁をもらうか・・感慨深いのお」

「お主が嫁をもらってからそれ程年月も経っておらぬではないか」

「いや、お主は一人で居る事が多いというかな」

「ああ、そういう事か。別に一人が好きという訳ではないぞ」

「そうじゃな。じゃが、お主の第一印象はまさにそれじゃった」

「単にあまりしゃべらぬだけじゃ」

「そうかの?」

「そうじゃ」

「まあよいわ。よし!今日はめでたい日じゃ!一緒に飲むぞ!」

「お主の飲み代は出さぬぞ」

「う・・そこを何とか」

「これから婚儀を執り行うのに出費が嵩むのじゃ。お主もわかっておろう?」

「・・ならば仕方ない。じゃが、せめて食事代は出してくれえ・・」

「・・仕方のない奴じゃな」

「おお、ありがたい!最近では食事代も減らされてのお・・」

「・・嫁の性格はしっかりと聞いておかねばならんな」

「何か言うたか?」

「いや、何も・・」

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