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「何してんの」
その声は前後から聞こえてきた。
いつの間にか目の前に来ていた美兎と目が合って気まずそうな舞。
すぐ後ろに居たのは和。
鈴桜はパチクリと目を瞬かせ和と視線を合わせると、慌てたように髪の毛を整える。
「あー、私は舞さんが各務さんに連れられたから何事かと着いてきたんだけど」
「ねぇ、私悪者になってない?」
「なってるね。なんでだろう」
和の言い方は悪く、舞は少し怒って期限を損ねた。
損ねた事に微妙に気付けてない和はぽけっとしてる。
「あー、あはは」
経緯を話そうとした鈴桜は、その前にとりあえず愛想笑いをしておいた。
奇妙な空間が出来上がった。




