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「と、言うことがあったのさ」
何となく話をまとめて当時を振り返る。
慧は悶絶していたけど、そんな慧を見る和は愛おしそうにしていた。
鈴桜は確信した。
(このお二人って、お二人って!!)
「愛ですね!」
「ねーえ!聞いてた!?今の話!?」
鈴桜が感激しても共感してくれる人は居なかった。
高校生って、やっぱり大人なんだと見えている世界の違いに悔しさを覚える鈴桜。
全くの大袈裟だが、本人にとってはそういうもの。
価値観の違いやすれ違いが和と慧の話になる。
「……あれ?最後、お酒はどこに隠したんですか?」




