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慧の言葉にビックリしたのは和だけ。
(え、そうじゃないの?)
慧は驚かれた事に驚いて。美兎、舞、両名は、
「「なんだ、ただの痴話喧嘩」」
と、声を重ねた。
和から向ける矢印は和自身かなり大きいものだと思っていた。
それこそ、自惚れているが、慧からの矢印を受け取って、その何倍もの気持ちを持っている自覚があった。
ものだって共有したいし、同じアクセとかしていたい。
もっと言うならば時間を共にしていたい。
でも、それは、一方通行で、独りよがりだと思っていた。
だからこそ、言葉だけじゃなくて、物によった約束をしたかったのに。
慧は少し反省した。
確かに分かりにくいかも知らないと。




