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夜が明けて、お土産買って帰ろうか。
そういう段取りを朝ごはんを食べながら立てる。
もちろん慧が主導として。
和はそうだね、それがいい。と自分の意見は言わなかった。
慧はその事に思うことはあるものの、せっかくの旅行で突っかかって雰囲気が悪くなる方を選ぶほど野暮じゃない。
ただ、たさやたらと機嫌がいいなとは思っていた。
「はい、はーーーい!」
話をぶった斬って鈴桜が手を上げる。
話を折られても、苦笑いで済ます和が先を促す。
「機嫌が良かったって!昨日の夜、やっぱり何かあったんですね!?」
「そうだなぁ、どうだろうねえ」
慧を見てニヤニヤ笑いながらはぐらかす。
慧は耳が赤くなっていたけど、髪の毛で隠れていた。
「ほら、やっぱり何かあったんです!」
「慧が言うなって言うから、言わなーい」
「えーー、諦めます……」
「それがいいよ」




