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美兎がクックックと笑いを抑えながら当時を話す。
慌てて止めようとする慧を和が羽交い締めして笑っている。
暴れる慧、動じない和。
なるほど、そういう関係か?と疑念が生まれる鈴桜だった。
「その日って確か」
「和が待ち合わせを大幅に遅れたとかじゃなかったけ」
思い出すように話す鈴桜の言葉を引き継いで舞が言う。
美兎はそうだったと、手を合わせる。
「やめて!別に話さなくてもいいじゃない!?」
「いやいやー、知ってもらおうよ。新入生だけ仲間はずれか?」
「うっ、それは……」
「私、気になります!」
「鈴桜、最近日常系推理小説かアニメ見た?」




