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舞はズキズキ痛む頭を抑えて起き上がる。
真っ暗で今が夜中というのがわかる。
部屋は白みがかってて朝が近いことも分かる。
(うーん、何やってたっけ)
舞は酔うと記憶が無くなるタイプだったみたいだ。
毛布がかけられていて、それがずり落ちた。
傍には美兎が寝息を立てていた。
「美兎……」
まるで天使みたいな寝顔を軽く撫でる。
ほっぺはモチモチしてる。
あまりやると起きそうだし、静かに立ち上がろうとして、何かが引っかかる。
足が絡まってる。
鈴桜もまた近くで寝息を立てていたし、太腿を枕にしていた。




