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よくあるチェーン店だった。
それでも鈴桜は有難かった。
美兎はいくつかの付近のお店を回りながら、結局は1番近いお店に決定した。
これで面倒くさくなった時は大丈夫。
美兎は基本的にご飯にお金を使うタイプでは無いので、実は嫌な出費だったりする。
「今日はありがとうございました」
「うん。いきなり誘って悪かったね」
「そんなことありません、嬉しかった……」
日が落ちるのもそこそこ遅くなってきたとはいえ、既に真っ暗な空の下を歩く。
該当に照らされる大人ぶった美兎に鈴桜は年の差以上の何かを見た、気がした。




