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白くて黒い百合の花  作者: 新規四季


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美兎よりも数分遅れて教室に入った舞。

毎年恒例で、黒板に出席番号順に席が割り振られていて、可愛美兎の番号を探す。


番号よりも本人を探す方が早いと切り替えて、廊下側から二列目最後尾でぐでーっとしている美兎を見つけ、綻ぶ。


「おーいっ、私を置いていくなんて寂しい真似をしたのはどいつだー」


舞が美兎の後ろから覆い被さるようにしてだる絡み以外なんでもない行動をとる。


舞は少し寂しかった。

2年間ずっと一緒にあのクラス分けを2人で見てきたのに。


鈴桜にその隣を取られたと思っている。


「ああー」


覇気のない返事を舞に返す美兎は面倒くさそうにしている。

美兎は突っ伏しながら、あの子は大丈夫だろうかと。その事だけを考えていた。


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