20ー3
「藍様を連れて来たぜ」
少し離れた崖の上から乾坤の声が聞こえた。
あたいは、乾坤の声がした方向を向く。
すると、そこに居た藍様からは、その容姿からは、具体的に言い表せない妖しい雰囲気を感じた。
身の回りに妖気が漂う。
その気配が気になったあたいは、それでよそ見をしたせいもあって
水鉄砲を使って坊主を攻撃していた時に水が体を外れたりしてしまい、まず一人の坊主を逃し、他多数の坊主に大量の水を浴びせて動きを封じ込めていたけど、水場の水は遂に底をついてしまった。
それで、動きを封じ込めていた坊主達に隙が出来て、体が自由になり動ける様になった坊主から順に雪女の方へと向かって行った。
「ううっ!もっと水が沢山有れば!」
あたいは、悔しい思いで一杯になる。
そして、坊主が雪女の元に再び集まる。
そして、守りの陣形を取った。
「よし。皆で雪女様をお守り通す!」
坊主たちの気合いは、薄れる様子ではなかった。
それから直ぐに、藍様は空さまの近くに、宙を舞いながら近づく。
それから、藍様は空さまに小さい声で耳打ちをした。
「空よ。わらわを呼んだのは、あの巫女を倒す為か?」
「そうです」
「たわけ。何故にあんな巫女ひとりをやる為に、わらわを呼んだ?お主位ならば、ひと捻りで潰せるじゃろう?」
「いやね、あの巫女め、潜在的な力を秘めている可能性がでて、勝つ自信が無くて。それで藍様に協力をと思って」
「はあぁ?潜在的な力?」
「それに、多勢に無勢何ですよ」
「多勢に無勢か。まあよい。それなら、ちょちょいと遊んでやるとするかね」
藍様が笑う。




