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世界の意思にさようなら  作者: ラゲク
第七章 開拓地の狂犬
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第84話 終焉

 「カラ ツガルの日本応援ラジオ~」

その言葉の後にOPテーマが流れていく、仕事から帰宅した僕は、就寝の準備をしていた。あの後、僕たちはカメノヤツルギちゃんと一緒に、世界樹対策課日本支部へと戻った。戻るや否や、キラさん達が迎えに来てくださったが、ちょっとしつこかったので、ハイノメが殴っていたのを覚えている。

 ツルギちゃんは未だに目覚めていない……、彼女は対策課の医師たちにお願いした。目立った外傷はないが、心の傷がかなり深刻だそうだ……。カンダさんも血は止まり、結構ピンピンしてはいるが、念のため医師たちと検査を受けに行った。

 残りの2人はというと、安心したのか一気に疲れがきたのか、ゾンビの様に自分の部屋へと戻って行った。

 僕はキラさんと支部長に、軽く今回の事を伝えた。


そして今に至る……


 「さて、始まりました。カラツガルの日本応援ラジオ! この番組は私、カラツガルが災害後の日本を元気づけるために、あんなことやこんなことを語り、災害前の日本を取り戻そうという番組です。」

今回の仕事に行く前日に聞いたラジオの出だしと変わらず、安心している自分。ああ戻ってこれたんだと実感した。


 ミナさん達はもう寝たのかな?


僕自身は能力のおかげで、基本的に元気一杯だ。それでも睡眠は必要だが、疲れによる睡眠欲はここ最近全くない。なので夜はこうして決めた就寝時間前は、ラジオを聞きながら、のんびりとするのがちょっとした幸せタイムだ。


 「最近少し暖かくなって来たでしょうか? 皆さんどうお過ごしでしょうか? 東京、大阪の方は被災生活も少しずつ改善され、新しい家に住み始めたという方もお聞きしました。実家の被害に遭っていない県に戻られたなんてお話もチラホラ……。日本の未来も明るい兆しが見えてきたのではないでしょうか!」


 明るいねぇ……


ゼノ、そして今回の樹神教の存在、僕には日本……いや、世界が混沌へと飲み込まれているんじゃないかと思っている。


 

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