第49話
「いやぁ、凄かったなぁ…」
あれから2時間、5度の増援を飲み込み切った防衛隊は、そこで得た情報を元に拠点を潰しに向かっていった。
「チュー達の出る幕は無かったのです」
「まあ、あれくらいはやってもらわないとね」
そんな俺達が来ているのは、遊戯室専門店。
お安めのものから、高いものまで、しっかりとしたバリエーションのある店で、結構お客さんも来ている。
「ここは、基本セルフで見ていく感じになるんだな」
「マンション用の部屋も扱ってるから、全部店員が対応したらパンクしちゃうのです」
「結構子連れも多いわね」
「そうだな」
そんな人の多いマンションエリアを抜け、やって来ました宇宙船エリア!
「ふおぉぉぉ!」
「結構種類があるのね」
「なになに?…今は、1ブロックタイプの部屋に、色々置くのが流行りみたいなのです!」
1スロットのシアタールームやVRシートを筆頭に、山程の…山程の楽しいが!
「ぬっ、ぬおぉぉぉ!」
欲しい!なんなら3ブロックとか入れちゃいたい!
「スキャル、1ブロックまでだから吟味しなさいよ」
「うぅぅぅ!」
次行く医療星系の人員輸送依頼受けたから…1ブロック以上の余裕がない!
「これ、リエールからの依頼受けてなかったら、酷いことになってそうなのです」
「先に受けといて良かったわね…」
くっ、くそぅ…そうなると、単機能の部屋は選ばずに…これと…これと…
「凄い勢いで候補が減っていくわね」
「元々客船用の施設が大半なのです。
大型船想定の複数ブロック、エネルギー爆食い装置を除外するだけでも、候補がゴッソリ無くなるのです」
「そうなのね」
「チューも来る前に調べたのです!
そしたら、中型船の遊戯室の需要が低すぎることが判明したのです…」
「あら」
くっ、くぅ…あれだけあったのに!…3択!…3択ぅ!
「後は、スポーツ類VRゲームの方がまともに遊べる問題もあるのです」
ちくしょう!バスケやバレーのコートに換装出来ても、人数が足りないよ!2択!
「他には…各部屋にはボードゲームを遊ぶ用のテーブルが付属するのです!」
「へぇ、そんなのあるのね」
「ただ…テーブルによって、対応してるゲームが全然違って…そこが悩ましいのです…」
くっそ!スペック見たらこっちただの下位互換じゃないか!値段は…1万違いね…高いの買います!
「どうやら決まったみたいよ」
「あれは…7万エネの部屋なのです!
チューの見た中で一番の部屋なのです!」
ふぅー、決まった…工事は…1時間位なのか…早いな!
続いて俺達がやって来たのは、記録販売店だ。
辺りには、スティック状の記録デバイスが陳列されており、なんと言うか…中古ショップにゲームを買いに来たようなワクワク感がある。
「ここで、通信サービス用のコンテンツを仕入れるのかしら?」
「なのです!期限の切れた過去の名作を大量に、最近の作品で配信料が安いのがあれば、それも検討するのです!」
「ほえー」
試しに横のデバイスを手にして見る。
「なになに?《映像協会年間優秀賞選抜》…中々凄そうなタイトルだな」
「そんな感じのが、ここには山程売ってるのです!」
「もしかして…この中から、1個1個探して行くのかしら?」
そう言われて回りを見る。
高めの天井にピッタリとくっ付く棚、その中に所狭しと並べられるデバイスの山…
「あっ、スキャルの目が死んだのです」
ふっ、フフフ…たまに訳あり品が混じったりしててさ、280円とかのゲームが50円引きで売ってた時の喜びとか…良いよね!
「安心して欲しいのです!お店の端末で、一斉検索と購入まで出来るのです!」
そうか…時代だな…
「なんか今度は黄昏てるのです!?」
そう言いながらも、ポチポチと検索を進めるペトラは、〔これで決まりなのです!〕と良いながら購入をポチっと押す。
「直近1000年の、ヒット作と興業収入トップ10、各年の購入数トップ10を買ったのです!」
「おお、なんか外れが少なさそうなラインナップだな」
「後は、熱狂的な枠として、オマージュやファンメイドが多い作品も周辺ごとまとめ買いしたのです!」
「でも、お高いんでしょう?」
「なんとお値段、9800エネなのです!」
「おお!お安い!」
「○作品までお買得パックを使ったから、結構お安く押さえられたのです!」
お買得パックで9800エネ?
日本円で98万円…どうだろう…いや、とんでもなく安いのは間違いないんだけど…
「さあ!ここからが本番なのです!」
そこから、ペトラと映像・ゲーム会社との熱きバトルが繰り広げられた!
…が、余りに専門用語が飛び交いすぎて、俺には欠片も理解できなかった…理解できなかったのである!
最終的に、300万エネで最新1つ手前の作品と、最新作群の中から数種類の作品を配信する許可を得た…らしい…俺には全く理解できな(re




