表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
旅人は乗り換えの夢を見る  作者: ライスパディ


この作品ページにはなろうチアーズプログラム参加に伴う広告が設置されています。詳細はこちら

16/18

第16話

『家のシマ荒らしてんのテメ「バトルモード起動!」嘗めてんじゃねぇぞ!』


 中型の船が2隻、小型が4隻の編隊がワープアウトし、そのままの勢いで大量のビーム、ミサイルが発射される。


「うおぉぉぉ!くらいつけぇぇぇ!」


 しかし、その全てが空を切り、ビームに撃ち抜かれ、無に帰していく。


『なっ!?なんだコイツ!?』


『噂に聞くAランク傭兵か!?』


『化け物だぁ!?』


 それを聞き流しながら操縦桿を動かし、狙える位置へ動かす。


『なんだ!?急に素人じみた動きを!?』


『わからねぇ!?わからねぇよ!?』


『化け物だぁ!?』


 何故かはわからないが、相手が激しく動揺して動かないので、中型船をロックして…


「主砲ファイア!」


『グアァァァ!?』


『『『アニキィ!?』』』


 中型ミサイル船、撃破。


「《主砲急速充填》起動!小型船ロック!」


『アニキの仇ぃ!』


 陣形が動いた。


 これまでの小型船前、中型船後ろという陣形から、小型船1隻を囮に、他の船で囲み込む様な陣形へ移動していく。


 勿論機首は此方に向けながら。


「副砲Aファイア!」


『ギャァァァ!?』


 囮の小型船1隻撃破!


 この後は…経験則的に…


「こっち!」


 包囲してきた中で、一番足の遅そうな小型船を見定め、そこへ突っ込む!


「正面からロック!からの『やらせるかよ!』」


 副砲を発射する直前、船へのロックが強制解除され、急旋回する。


『チィッ!これも避けやがるか!』


 元居た場所を太めのレーザーが通過するのを横目に、再度ロックをし、今度は側面から副砲Bを放つ。


『ギャァァァ!?』


 小型船2隻目撃破!


 爆風を横目に速度を上げ、包囲を抜けつつUターンしていく。


 場所は散っているが正面に3隻、振り出しに戻った!


 次に狙うのは比較的逃げ腰の船…真ん中の小型船だな!


 放置すると回避起動とか取り始めて、ロックした程度じゃ弾を当てられなくなるから先に仕留める。


「ウラァーラァー!」


 副砲Aをわかりやすく外し、ヘッドオンヘッドに持っていく。


『畜生野郎殺る気だ!嘗めんなコラァ!』


 どうやら宙賊というのは嘗められたら終わりの家業らしく、挑発して1対1を仕掛けてくるとほぼほぼ乗ってくる。


「ロック!副砲Cファイア!」


『クソギャァァァ!?』


 ヘッドオンヘッド状態ならロックオンで外すことは無いので、しっかりと仕留めて爆風を抜ける。


 これで全面に中型レーザー船、後に小型船と挟まれる事になったわけだが…


『主砲チャージ完了』


「中型船ロック!」


『チィッ!だがあんなデカブツそう何度も撃てるわけ…』


「主砲ファイア!」


『なっ!?クソガァァァ!?』


 残り小型船1!


 再度爆風を抜け、Uターンし、敵を視界に納める。


「最後は基本に忠実に!副砲で削って主砲で決める!《主砲急速冷却》!」


『くっ、来るな!?来るなぁ!?』


「ロック!B!A!」


 1発目で大きくシールドを削り、2発目で削り切る。


「主砲ファイア!」


『ギャァァァ!?』


 レーダーを確認し、目視でもチェックし…


「オールクリア!周囲に敵影無し!」


『よくやったスキャル!帰ってこい!次殺るぞ!』


 あれから4日が経った。


 今だ報酬の話はなく、船の納品もない。


 俺?俺は、終らない改良地獄の実験体として、終らない宙賊退治の日々を送っている。


 一応…ね?ピンチになったら駆け付けてくれるらしいんだけど…今のところ1度もない。


 じゃあピンチになっていないのかと言うと、そんなことは全くなく、死に物狂いで生にしがみ付いた結果、なんかちょっとだけ宙賊対策が上手くなった。


 ローズはなんか、シュミレーター実験の方の監督をしているらしい。


 〔あんな酷い船にはもう二度と乗せないわ!〕らしい。


 実験場が酷いことには特になにも言わない辺り、奴らと同類な気もする。


「着陸完了…ふぃー…休める…」


『テメェらかかれ!データ取ったら次乗っけるぞ!』


『『『おう!』』』


 そう言えば陣頭指揮取ってる支部長ドワーフは、実験仲間の寿命延長措置の実験を受けたところ、それが成功したらしく、いつ死ぬか定かではないが長生きらしい。


 因にその実験では100人中80人が死の淵をさ迷い、15人が何の変化もなく終わり、4人が若干寿命が伸び、1人が成功したらしい。


 以降その実験は凍結され、実験仲間は深く悲しんだと待機中に話していた。


 ただ、それで諦める様な軟弱者ではなかったらしく、支部長を実験仲間(モルモット)に、闇に潜って続きをしようと誘われ、縁を切ったそうだ。


 曰く〔人をモルモットとかコワッ…友達辞めるわ〕らしい。


 それではそんな支部長の発言を聞いてみよう!


スキャル(モルモット)!次の装備(実験)の準備終ったぞ!座標ここな!行ってこい!』


 貴方も同類だと思います…


「スキャル、発艦します」


『行ってこーい!』

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

↑ページトップへ