十三話【計画】
「せんぱーい!ただいま帰りましたーっ!!」
「早かったね、その人…は生存者の方?うちの高校の制服みたいだけど…」
「アヤメさんって言うらしいです。ところで先輩、てっ手作りのご飯はまだですかっ!?」
「うん、作ってあるよ。ただ…そのアヤメさん?は寝かしといたほうがいいんじゃない?またレオンくんったら無茶な運び方して…。」
「うっ…でも、これが多分一番楽なんですよ、気絶するからモンスター見てパニック、何てこともないですし」
「うーん、しょうがないなぁ…納得はいかないけど…。まぁいっか、ご飯にしよ!」
いいのかよっ!?とか突っ込みたくなるが突っ込んだら負けだろう
それよりも手作りご飯だ
「いただきます「のまえに手、洗ってね?」…はい、いってきます」
「それでは改めて、いただきます」
「はい、どうぞ。…これからどうする?レオンくん。いまは食料や水はあるし、寝床もあるけど、いつかはそれも…寝床はあったとしても食料や水はなくなるだろうし…」
…やっぱ、心配なんだろうなぁ…
かくゆう俺も心配といえば心配なんだけどな
「そうですね…。一応三つほど案があります」
「何?っていってもそのうちのひとつは旅、でしょ?異世界トリップの定番だし」
流石先輩…よく読んでいらっしゃる
「はい、そして二つ目は、ここを拠点にしてじわじわと探索していくこと。三つ目は、魔法によって町を探すっていうショートカットです」
「現実的なのは後者の二つだね…でも、もし人間が住んでたとして…言葉は通じないだろうねー…」
「先輩、忘れていませんか?この魔法っていう便利な力を」
「あ、そっか、翻訳しちゃえばいいんだ。なら、二つの案の間を取ってここを拠点として魔法によって町を探すってのはどう?」
たしかにそれなら…いいな
後はどうやって探すかだ
サーチじゃあ範囲外っぽいし、空からってのもワイバーンに襲われるかもってのを考えたらなぁ…
「あとはどっから探すかなんだけど、空はワイバーン、地はほかのモンスター、サーチは圏外。どうします?」
「簡単じゃない、異世界トリップした主人公達を参考にしたらいいでしょ」
「た…倒す、だと?……いいじゃないですか、それに俺たちは魔法があるし、いけますね!そうと決まれば、まず戦い方から考えましょうか」
「そうね、魔法が前提なら無理に前衛後衛考えなくていいから、やっぱり特化型?」
「そうですね、俺が攻撃、先輩が防御、アヤメさんに回復を担当してもらうってのはどうでしょうか?」
「それでいいよ、ならアヤメさんがおきたら、このことを話して明日くらいから、安全第一でいこっか」




