表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
抗魔大戦記綴  作者: 語部きゅうり
第1章 〜鎮西事態編〜
20/21

閑話 〜親友との思い出 1 〜


 2016年9月3日


 涼香が転校してから2日後彩花達と遊ぶ約束をした日が訪れた。待ち合わせ場所は近くのイオンの入口だ。父親の車で送ってもらい待ち合わせ時間の20分前には涼香は着いていた。近くの柱に所在なさげに寄りかかる。「早く付きすぎちゃったな」呟きながら手にしたスマホを眺める。10分ほど前に彩花が舞香と家を出た旨のメッセージを送って以降特に連絡はなかった。2人は家が近いため彩花の父親の車に乗って一緒に来るようだ。(着いたよって言うのもな、急かしてるような感じもするし、楽しみにしすぎて早く来たって思われそうです恥ずかしいしな。5分前位になったら送ろう)そう考えながらスマホをカバンにしまう。

店内を少し散策しようと入口へ向かう。入口付近にはチェーンのカフェや輸入食品の小さなスーパーがある。そのスーパーの店内へと入る。コーヒーが豆で売っていたり、近所のスーパーではなかなか見ないお菓子なんかが売っている。狭通路を他のお客さんと譲り合いながら店内を探索する。フルーツの写真が箱にプリントされている紅茶の箱を手に取る。(フルーツフレーバー、こんな紅茶もあるんだ。お母さん喜ぶかな)家へのお土産にそのお茶を買う。店を出てスマホを確認する。約束の時間まであと7分。彩花たちに待ち合わせ場所についた旨のメッセージを送り正面入口へと戻る。[いま駐車場!もうちょいまち!]と彩花からメッセージが帰ってきた。柱にもたれ掛かり2人の到着を待つ。ここに来て初めて友達と遊ぶ。楽しみさとほんの少しの不安に心臓がわずかに早なる。

 「お、いたいた〜」少し離れたところから彩花の声がする。振り向くと彩花と舞香が手を振りながら近付いてくる。涼香のそばまで来ると彩花が「おまたせ〜、結構待った?」と尋ねてくる。「ううん、全然」と返す。「それじゃ行こっか!」彩花ごそう言うと3人は入口からショッピングモールの中へと入っていく。「まずはタピオカ行こっか〜」と舞香「そうだね~、あ!待って!映画見たくない?」と彩花が提案する。「あり!涼香はどう?」「いいね映画」「それじゃ先に映画のチケット買っちゃお」そう言うと3人は映画館のあるフロアへ上がっていく。

 「お〜結構混んでるね」映画館のフロアまで行くと彩花は周りを見ながら言う。「涼香何か見たいのある?」と舞香が尋ねる。「うーん、なんだろう。今って何やってるんだっけ?」「君の名は。とかは?あれ今めっちゃ人気らしいよ!」彩花が提案する「めっちゃいいねそれ!あたしも見たかったんだ!涼香どう?」涼香は「うん!あたしも見たいな!」3人はチケット売場の列に並びチケットを購入した。「開始まで1時間ちょいあるからタピオカ飲んで時間潰そうか」と彩花が言う。3人はそのまま一階のタピオカ店へ向かった。店の列に並ぶと「お〜結構混んでるね」と彩花が言う。「いや、映画館と全く同じ発言」と舞香が突っ込む。「よく分かったね」彩花が返す。「ボケなのかどうか分かりにくい彩花のボケに突っ込むうちの身にもなってほしいな」「いやーさすが私の心の友よ」そうした2人のやり取りを見て涼香は笑ってしまった。「いや、涼香流石に笑い過ぎじゃない?そんな面白いか?今の」笑い続ける涼香を見てボケた本人である彩花は少し困惑する。「私、ツボに入ると、、止まらな、、無くなっちゃうんだよね」息も絶え絶えに涼香は返す。「涼香も意外と変なとこあるね」舞香が言う。「というかツボが浅いよね。ってかいつまで笑ってんの!?」2人がそんな話をしてる間も涼香は笑い続ける。つられて彩花達も思わず笑ってしまう。「笑い過ぎだって〜。でも良かったよ、なんか涼香ずっと緊張してる感じだったから」笑いが収まり、彩花ごそう言う。「たしかにね〜やっぱりまだ引っ越して来たばかりで馴れないと思うけど全然うちらに気を使わなくていいからね」舞香が続ける。「うん、ありがとう。私結構人見知りだから2人が喋りかけてくれて本当嬉しかった!」「いやいや~こっちこそ!涼香と仲良くなれて嬉しいよ」彩花が返す。「東京のこととか色々教えてよ。うちらこんな田舎に住んでるから東京とかめっちゃ憧れなんだよね」「たしかに!東京ってやっぱりめっちゃオシャレな人いるんだよね?」彩花が尋ねる。「う〜ん、そうだね。渋谷とか行けばすごいオシャレな人たくさんいるね。でもあんまり私そっちの方は行ったことないんだ。でもやっぱり服とか売ってる店はどこでもたくさんあったよ」「え〜めっちゃいいなーあたしも東京行きたーい!あたしファションとかめっちゃ好きなんだ」と彩花が言う。「そうなんだ!たしかに彩花めっちゃオシャレだもんね」と涼香が返す。「え〜ホントに〜。ありがとーお世辞でも嬉しいわ」 「全然!お世辞なんかじゃないよ!ホントにオシャレだと思う」「やった!東京の人にも褒められちゃった」「ホントに彩花は服好きだよね」と舞香が言う。「うん!あたし将来は大学とか専門は服飾系の学校行くって決めてるから!」「すごいね、もう将来の目標とか決まってるんだ」と涼香が言う。「うん!もう小学校の時からずっと思ってたんだ!舞香のコーデとか考えたのもあたしなんだよ。すごくない!」「そうなんだ!たしかに舞香もオシャレだよね」「そうそう、うちはそんな服とかは気にして無いんだけどね〜。彩花がいっつもうるさいから」「いやいやいやいや!女の子なのにオシャレしないなんてもったいなすぎっしょ!」「っていっつもこんな感じで」呆れながら舞香が言う。「その情熱をもう少し勉強に使えたらね〜」「ちょっと〜お母さんみたいなこと言わないでよ」彩花は口をとがらせる。「涼香はやりたいこととかあるの?」と彩花が尋ねる。「私は〜...まだ特にないかな」と答える。「まあそんなもんだよね〜、だってうちらまだ中1だし。夢とか将来のこととか言われても全然ぴんとこないよね」舞香も言う。「むしろ今から夢があるのすごいと思う!絶対に叶えてね!」涼香は彩花に言う。「ありがとー!夢が叶ったら2人とも私がデザインした服絶対に着てね!」「うん!もちろん」

 「お次のお客様どうぞー」そんな将来の話をしているとようやく3人に順番が周ってきた。各々が注文をし、商品を受け取ると店から少し離れたところに集まる。「それじゃ涼香との出合いを記念して」「「「乾杯!」」」涼香は手に持ったタピオカドリンクで2人と乾杯を初めて口にするタピオカを飲む。それはとても甘くて優しく味で、そしてワクワクする食感だった。

だいぶ期間が空いてしまい申し訳ありません。

明日から暫くは投稿出来ると思います!

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

↑ページトップへ