第76話『義妹、ゼミ合宿を“古代遺跡探索ツアー”と誤認する』
(第八章:大学生編になってもサバイバルしてるんですけど…)
初夏、ゼミ合宿決定。
行き先:某県の歴史文化遺産が残る温泉地
宿泊:老舗旅館
目的:文化調査とフィールドワーク&レポート作成
悠真:「つまり“学びと温泉の旅”ってことだな。落ち着いて行けば――」
咲良:「違うよ、お兄ちゃん。これは、“失われた知識の遺跡探索ツアー”だよ!!」
→ 彼女の中ではすでに“探索任務”に昇華されていた。
◇
■ 出発当日――バス集合
→ 悠真は同行せず、見送りのみ
悠真:「じゃあ、楽しんでこいよ」
→ 義妹、バスに乗る直前に言い残す
咲良:「うん! 遺跡の中で“古代魔導書”見つけたら、必ず報告するね!」
→ 悠真:「だから普通に資料館だって……」
◇
■ バス移動中
→ 義妹の脳内では「馬車移動」演出
→ 同乗のゼミ生から配られる旅程表を見て:
咲良:「この“進行ルート一覧”、完全にミッションログ……」
→ 窓の外を見て、「あの山、ドラゴン棲んでそう……」など呟く
→ 同期ゼミ生たち(慣れてきててノリで返す):「じゃあ俺ら、ドラゴンスレイヤー班な」
◇
■ 現地到着――古民家風資料館と神社の見学
→ 義妹、完全に“フィールド探索モード”
→ 鳥居を見るなり:
咲良:「ここは……“時を封じる社”……!」
→ ゼミ教授:「おお、なかなか感性が鋭いね」
→ 義妹:「!?(まさかこの教授、こっち側……!?)」
→ 資料館での義妹のメモは、“冒険日誌風”
•「本日、第2刻:封印の間にて、伝承の断片を発見」
•「目撃:古き記憶を守る老人型守護者(=館長)」
→ 一方で周囲はフツーに調査メモ書いてる
◇
■ 旅館にて、夜――
→ 宴会の後、部屋に戻った義妹は“作戦会議モード”
→ 同室の女子学生たちと布団の上で会話:
女子1:「咲良ちゃん、あの教授とめっちゃ話してたよね~」
咲良:「うん、私、“この地に秘められた過去の記録”を伝えたくて」
女子2:「いや、普通にレポート提出って意味だよねそれ?」
→ なんだかんだでみんな楽しく“中二トーク”に乗ってくる
◇
■ 翌朝――報告書提出
→ 義妹は、A4用紙に“冒険者向け探索報告書”というタイトルでレポート提出
→ 教授「……いやぁ、斬新な構成だなあ……」
→ でも内容はしっかり調査に基づいていて、意外と高評価
◇
■ 帰宅後――悠真と再会
悠真:「どうだった、合宿」
咲良:「めっちゃ楽しかった!
“封印された遺跡”とか“語られなかった伝承”とか、いっぱい記録できたよ!」
悠真:「あのな……まあ、お前が楽しめたなら何よりだよ」
→ 咲良、微笑みながらノートを掲げる
咲良:「大学生活って、“冒険の舞台”だね」
悠真(心の声):「……俺の妹、たぶんこの先も一生サバイバルし続けるんだろうな」
(つづく)
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