第65話『義妹、“受験本番”を最終決戦だと信じて疑わない』
受験当日。
まだ夜明け前の空の下、駅前には早くも制服姿の受験生たちが集まり始めていた。
その中に、ひときわ目立つ存在がひとり。
咲良:「フッ……今日は決戦の日だ」
→ 頭には巻物風のハチマキ
→ ポケットには「知恵の巻物」(参考書を和紙に巻いただけ)
→ カバンには兄手製の「応援メモ」(“落ちても生きてる”とでかでかと書かれている)
悠真:「頼むから、会場に入ったら**“ふつうの高校生”に戻ってくれ**」
咲良:「安心して。“変身解除”は済ませたよ。……でも、“中の人”は変わらないからね?」
悠真:「それが一番問題なんだよ!」
◇
■ 会場にて:受験前の静かな戦場
→ 咲良、前の席の女子が震えてるのに気づく
→ そっと、応援メモをちぎって渡す
「“受験は戦いじゃない。これは物語のつづきだよ”って、お兄ちゃんが言ってたの」
→ 女子、驚いて笑う:「ありがとう……“変な人”だね」
→ 咲良:「そう。私は変なまま勝ちに来たの」
◇
■ 試験中:咲良の脳内バトル描写(恒例)
・国語:「この文章の“筆者の主張”……これは“心の最深部に眠る迷宮の鍵”!」
・英語:「この単語、見たことある!かつて兄と闘った“Vocabulary Raid”の報酬だ!」
・数学:「来たな、“方程式魔導兵”!私の“解答術式”で迎え撃つ!」
→ もちろん全部普通の試験問題だが、脳内ではフルRPG状態
■ 試験終了後:外で待っていた兄と再会
悠真:「どうだった?」
咲良:「うん……やりきった。悔いはない。
あと、“国語の第四問”、ラスボス感強かった」
悠真:「お前だけだろそれ感じてたの……」
→ でも、咲良の顔には充実感があった
咲良:「これで、私の“高校生編”も、エンディング目前だね」
◇
そして数日後――
ポストに届いた一枚の封筒。
→ 結果は……
咲良:「お兄ちゃん!受かったよ!“第一希望”!」
悠真:「おおっ、マジか!やったな!」
→ 2人、思わずハイタッチ。そして――
咲良:「ねえお兄ちゃん。次のサバイバル、何にしようか?」
悠真:「ちょっと休ませて……って言いたいけど、
……よし、次も全力で付き合ってやるよ」
咲良:「えへへ、やった!」
――こうして、義妹の“高校三年生編”、クライマックスへ。
次回、卒業式編。
彼女の“旅立ち”と、兄との“新たな約束”が描かれる感動回です。
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