第59話『義妹、“転校生”を新たなサバイバルの黒幕だと勘違いする』
春の風が少しずつ暖かくなってきた、ある朝――
白波先生:「今日からクラスに新しいお友達が増えます。
じゃあ自己紹介、お願いします」
→ 前に出てきたのは、目つきが鋭くて無口な美形男子。
転校生:「……鳴瀬颯真です。よろしく」
→ 教室にピリッとした空気が走る。
→ 一部の女子:「……イケメン」「ちょっと怖そう……でもかっこいい」
→ 咲良(心の声):「この空気感……まさかこの人、“物語の黒幕ポジ”なのでは……!?」
◇
義妹の脳内妄想、暴走開始
◎ 鳴瀬颯真:
→ 見た目クール・成績優秀・運動神経◎
→ しかも一切笑わない
→ 咲良の中での評価:「これは絶対“サバイバルRPG中盤に現れる強キャラ”!!」
咲良:「お兄ちゃん、大変だよ。新たな“ラスボス”が転校してきた……!」
俺:「まだ会話もしてないだろ」
咲良:「第一印象で分かるの。“物語の中心にいそうな雰囲気”ってやつがあるの」
俺:「なろう読者か」
◇
■ 放課後、偵察開始
→ 咲良、ひとりで鳴瀬を尾行(堂々とつけてるのでバレバレ)
→ 途中でばったり目が合う
鳴瀬:「……ついてきてるよな」
咲良:「ち、ちがうもん。これはあくまで偶然、偶然の“偵察任務”だもん!」
→ 速攻でバレる咲良。
→ 鳴瀬、呆れつつも興味を持つ
鳴瀬:「君……面白いな。篠原、だっけ?」
咲良:「……え?」
◇
■ 翌日――意外な展開
→ 鳴瀬が咲良の席の隣に座るようになる
→ 「お前の話、全部は理解できないけど……笑える」
→ クラスメイトたちがザワザワ
→ 「え、鳴瀬くん、あの子と仲いいの?」
→ 「なんか、変わったよね最近……」
→ 咲良、自分の目を疑いながらこう呟く
「……もしかして、“ラスボス”じゃなくて、“仲間キャラ”だった?」
◇
■ 家での兄妹シーン
咲良:「お兄ちゃん、聞いて。あの鳴瀬くん、ちょっとだけ笑ってくれたの!」
俺:「そっか、良かったじゃん」
→ 咲良、嬉しそうに頷いて
「……この一年、“サバイバル”ばっかだったけど、
誰かに笑ってもらえるとね、ちょっとだけ“世界を救えた気がする”の」
→ 兄:「……やっぱり、お前、主役だな」
→ 咲良:「ふふっ、当然でしょ。“この物語のタイトル”が、それを証明してるんだから!」
――そして、物語は1回目の最終話へ。
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