第57話『義妹、“春休みの自由計画”を、終末サバイバルに変える』
三学期が終わり、ついにやってきた。
咲良:「春、来たね……!
つまりこれは――“好き放題しても誰にも怒られない超開放期”の到来!」
俺:「いや、春休みって“休み”だから。
サバイバルとか任務とか入れなくていいから」
咲良:「甘いよ、お兄ちゃん。
“自由”という名の余白には、最も狂気が宿るの!」
◇
義妹の作成した春休みスケジュール
タイトル:【世界崩壊7日間作戦(家庭内)】
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■ 1日目:「家をゾンビアポカリプス仕様に改装」
→ 押し入れ:物資倉庫
→ リビング:避難拠点
→ トイレ:回復スポット
→ キッチン:火薬調合室(危険)
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■ 2日目:「家族サバイバル訓練」
→ 両親も強制参加
→ “朝食を確保せよ任務”発動(冷蔵庫封印+クイズに正解しないと開かない)
→ 父:「俺、疲れてんだけど……」
→ 母:「最近筋トレしなきゃと思ってたから、まあいいかも……?」
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■ 3日目:「兄と2人きりの冒険RPG」
→ ゲーム風マップを家中に配置
→ 謎解き・アイテム探し・ボス戦(義妹)で兄が翻弄される
→ 最終的に風呂場が“最終ダンジョン”扱いになり、兄脱落
俺:「風呂入りたかっただけなのに、なぜ全裸で魔王と対峙してんだ俺……」
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■ 4日目:「“咲良共和国”建国」
→ 義妹がリビングを占拠し、“独立国家”を設立
→ 国歌・国旗・通貨(咲コイン)あり
→ 税金制度まで導入し、兄から毎日お菓子徴収
→ 兄:「これほぼ悪政だろ……!」
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■ 5日目:「記憶喪失サバイバルごっこ」
→ 咲良が“昨日の記憶をすべて失った”という設定で一日中過ごす
→ 兄を“見知らぬ同居人”扱いして距離感ゼロに戻る
→ 兄:「……なんか、ちょっと切ない演技すんなやめろ……」
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■ 6日目:「兄を1日だけ“王様”にしてみる回」
→ 咲良:「なんでも言うこと聞くよ」
→ 兄:「じゃあ静かに昼寝させてくれ」
→ 咲良:「……王様、それは国家機能停止です」
→ 結局、王様は“一緒にクレープ焼く”命令だけ出して終了
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■ 7日目:「全イベント総決算“ラスボス戦”」
→ 義妹、最終日に全アイテム・装備・知識を結集し、兄に挑む
→ 「これまでの冒険、全部伏線だったんだよ!」
→ 最終戦は、ふたりで向かい合ってカルタで決着
咲良:「……やっぱり、お兄ちゃんと過ごす春休み、
どの時間も――めちゃくちゃ、楽しかったよ」
→ 兄、静かに笑って
「……俺も、なんだかんだ楽しかった」
◇
こうして、**咲良の“世界崩壊7日間作戦”**は、
家族を巻き込み、兄を振り回し、
そして少しだけ“春の思い出”を残して、終わりを告げた。
(つづく)
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