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『義妹、今日も家の中でサバイバルしてるんだけど』  作者: AQUARIUM【RIKUYA】
第六章:『三学期サバイバル編』
57/135

第56話『義妹、“卒業式練習”を“感動イベントRTA”に変える』



 


――三学期も、あとわずか。


2年3組にも、卒業ムードがじわじわと近づいてきていた。


杉本先生:「はい、明日から“卒業式練習”に参加します。

 本番に向けて、しっかり真面目に取り組んでくださいね」


 


その言葉を聞いた瞬間、

咲良の目に、何かが灯った。


咲良:「お兄ちゃん……来たね。“式典イベント”。

 つまりこれは――感動RTAリアルタイムアタックチャレンジの開始!」


 


俺:「いや、真面目にやる場面だよな?どうして秒単位のタイム縮める方向に行くんだよ」


咲良:「“涙が出るまでの秒数”を短縮するのが今回のミッション!」


俺:「そんなフルスキップみたいな泣かせ方あるか!」


 



 


義妹式:卒業式妄想設定

•入場行進 → “出撃ムービー”

•校長の話 → “伝説の長老のスピーチ(スキップ不可)”

•合唱 → “全体バフ魔法”

•涙 → “イベントクリア報酬”

•退場 → “次元の扉(セーブ不能)”


 


■ 咲良の妄想演出案:

1.「涙腺ピンポイント攻撃型BGM」導入

2.「3年生の軌跡ムービー」自作放映(無許可)

3.「花道から空気砲で花びらを演出」

4.「退場時に“第2の卒業証書(感謝状)”を咲良が勝手に配布」


 



 


杉本先生、事前に察知


→ 朝の職員会議で警戒


杉本:「今年の卒業式……例の義妹さんが“何かやる”気がします」

他の先生:「あー、やるな」

別の先生:「やるやる」

教頭:「中止にできないか?」


→ すでに“予防線”を張るべく、壇上には咲良専用監視カメラ設置済み


 



 


練習当日――咲良、開幕から全力


→ 「合唱曲の歌詞に“謎の伏線”を見出す」→周囲を巻き込む

→ 「椅子の並び順に意味を見出し、“卒業式ダンジョン説”を提唱」

→ 「3年の先輩の名前を全部覚えて“勇者の旅路”に変換」


 


■ そして――練習最終日


→ 咲良が、手作りの“ミニ感謝状”を、ひとりずつ3年生に配る

→ 教室内ざわつくも――その中身は、丁寧な手書きの感謝の言葉


→ 3年生女子:「なにこれ……普通に感動するんだけど……」

→ 3年男子:「最後、これもらって泣かされたわ」

→ 教員たち:「……え?感動させにいった?あの子が?」


 


→ 杉本先生:「まさかのガチ感動路線かと思いきや、

 そのあと“感謝状の裏に謎の謎解き”ついてましたけどね」


 



 


そして、兄妹で下校


咲良:「……ねえ、お兄ちゃん。卒業式ってさ、なんか寂しいけど、いいよね」

悠真:「ああ。……今日のお前は、ちょっとかっこよかったぞ」


→ 咲良、にやっと笑う


「でしょ?それが私のRTAクリア報酬!」


 


(つづく)



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