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『義妹、今日も家の中でサバイバルしてるんだけど』  作者: AQUARIUM【RIKUYA】
第三章:『義妹、二学期でもやっぱりサバイバルしてくるんだけど』
34/135

第34話『義妹、体育の授業で“バトルアリーナ選抜戦”を始める』


 


今日の5時間目は体育。

秋の気配が漂う校庭で、クラスメイトたちは体操着に着替えて準備万端。


だがその中――

ひときわ気合いに満ちた少女の姿があった。


義妹・篠原咲良。

今日はなぜか手首にリストバンド、タオルマント(?)、そして謎のバンダナを装着。


 


「お兄ちゃん、今日の体育は“選ばれし者による、アリーナ戦”だよ!!」


「ちょっと待て、何に選ばれたの!?」


「バトルアリーナ選抜戦・第1回、ついに開幕!!」


どうして体育の授業がそんな一大イベントみたいなテンションになるんだ。


 



 


【体育サバイバル:バトルアリーナ選抜戦・ルール(by 咲良)】


◎ 競技内容:クラス対抗ドッジボール(先生主導)

◎ 勝利条件:生き残り or 最多ヒット数

◎ 補助設定:咲良による「能力設定カード(手書き)」配布

→ 速力型/防御型/魔法型(※効果なし)など


 


先生:「……咲良、あんまり好き勝手やらないようにな」


咲良:「先生、今日は“実況ナレーション”お願いしまーす!」


先生:「なぜ俺が……(でもちょっと楽しい)」


 



 


ゲームスタート!


咲良:「速水くん、あなたは“風速の弓使い”だから、右サイドを制圧して!」


レイ:「弓とか関係ないけど、了解」


俺:「咲良、俺は?」


咲良:「お兄ちゃんは“かばう系パラディン”だから、前衛で盾になってね!」


「めちゃくちゃ地味なポジションやんけ!!!」


 


ゲーム中、

本当に全員が“能力設定”を気にしながら動き始め、


・俊足女子は“風の戦士”として左右に駆け回り

・投げ方が独特な男子は“重力魔法使い”に認定

・俺はひたすら球を受けながら「ダメージ軽減」と言われ続けた


……地味にみんなノってるじゃねえか!!


 



 


試合終了――

結果は引き分け。だけど、咲良は満面の笑み。


「やっぱり戦場アリーナって最高だね! 汗とチームワークと、戦略と勝利!!」


「最後のはなかったけどな」


 


その後、咲良の“能力カード”が回収され、

先生の机に置かれた瞬間――


先生:「“このカード、なんか捨てるのもったいないな……”」


おい、先生まで感染してきたぞ。


 



 


帰り道、咲良がポツリとつぶやいた。


「ねぇお兄ちゃん、学校ってさ。毎日が冒険できたら、絶対楽しいよね」


「……もう十分すぎるくらい冒険してるけどな」


「じゃあ次は、“中間テストダンジョン編”だね!」


「そっちはちょっとガチでやらせて!!!」


 


こうして、今日も学校生活は――

義妹の手によってRPGに改造されたまま、終わっていく。


 


(つづく)



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