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『義妹、今日も家の中でサバイバルしてるんだけど』  作者: AQUARIUM【RIKUYA】
第二章:『夏休みサバイバル編』
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第24話『義妹、肝試しをホラーサバイバルRPGに変える』



 


夜――

旅館の裏山には、月明かりに照らされた細道が伸びていた。


普通なら、ただの自然。

でも、義妹・篠原咲良の手にかかれば――ホラーRPGのダンジョンである。


 


「お兄ちゃん、今夜のダンジョンは“呪われた旧神社跡・幽霊の森”だよ!」


「そんなネーミングの場所、この観光パンフにどこにも書いてないんだけど!!?」


「いいの! 世界観はこっちで作るから!」


お前の脳内設定、毎回スケールがでかすぎる。


 



 


【肝試しサバイバル・ルール】


① 指定された“3つの霊石(ただの光るビー玉)”を回収せよ

② 途中に現れる“亡霊”(=妹の友達・佐倉美羽)から逃げ切れ!

③ 最奥部の“祭壇”にお供え(お菓子)をして無事に帰還すればクリア


 


俺:「ねぇ美羽ちゃん、なんで協力してるの?」


美羽:「咲良ちゃん、すっごい力作のホラー脚本書いてきたから断れなかったの……」


「妹、そこまでやってたのかよ」


 



 


いざ、肝試しスタート。


・暗い竹林に“お札”を吊るし(蛍光シール)

・Bluetoothスピーカーから“怪音”が鳴り響き

・木陰に仕込まれた人影(=母)から声が――


母:「帰ってきて……うふふ……」


俺:「母さん!? ノリノリなの!?」


咲良:「“家族ぐるみの恐怖演出”だよ!」


やめてくれ、怖い意味でリアルすぎる。


 



 


全身汗まみれ&心拍数MAXで

なんとかビー玉3つを回収した俺は、

無事に“供物チョコレート”を祭壇に捧げてミッションクリア。


咲良:「さすがだよ、お兄ちゃん! これで“夜の亡者”から解放されたね!」


俺:「ただの肝試しでここまで凝るな!!」


 



 


帰り道、

咲良が静かにぽつりと言った。


「お兄ちゃんと一緒だと、ホラーもなんか怖くなくなるんだよね」


「……そんなの言われたら怒れないだろ」


「でも明日は“朝から朝食ダンジョン”だからよろしく!」


「やっぱり怒らせろぉぉぉ!!!」


 


こうして、

夏の夜の肝試しダンジョンも――

やっぱりサバイバルで幕を閉じた。


 


(つづく)



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