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『義妹、今日も家の中でサバイバルしてるんだけど』  作者: AQUARIUM【RIKUYA】
第一章:『家の中がダンジョンになった日常』
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第15話『義妹、動物園をリアルモンスターエリアにする』




 


ある晴れた日曜日。

俺――篠原悠真は、友人と静かに出かけるはずだった動物園に、

なぜか義妹・篠原咲良と二人で来ることになっていた。


「ねぇお兄ちゃん、動物園ってさ、

完全に“リアルモンスターエリア”だよね!」


「いや普通に“動物園”だよ。

 お前以外は全員平和に見学してるからな」


 



 


しかし咲良は、動物たちを前にして大興奮。


・ペンギン → 「水属性モンスター・アイスバード」

・カピバラ → 「癒し系ボス・スリープビースト」

・ライオン → 「炎の王者・キングレオン」


「ただの生き物をいちいちRPG化するなよ!!」


「だってその方が楽しいじゃん!」


 



 


さらに義妹は、

園内マップに自作のクエストメモを追加し、

「次のエリア:猛獣ゾーン。防御力+10して進んでください」

とか

「草食動物エリア:癒し効果でHP回復」

とか、周囲の子どもたちにこっそり説明を始めていた。


子ども:「お姉ちゃん、これってゲームなの?」

咲良:「そうだよ! この動物園、今だけ“冒険フィールド”なんだ♪」


……完全に地域迷惑じゃねーか。


 



 


挙句の果てに、

お土産屋さんでは「宝箱ゾーン」として

「お兄ちゃん、好きなお菓子を引き当てたらクリアね!」


とガチャガチャをやらされ――

結果:ハズレのシール(100円)


「……俺、今日何しに来たんだろうな」


 



 


帰り道。


「ねぇお兄ちゃん、次は水族館ダンジョン行こうね!」


「まだ続くのかよ!!」


彼女のサバイバル脳に、休息という概念はないらしい。


 


こうして、俺の休日はまたもや平穏を奪われた。

……でも、まあ、咲良が楽しそうだったから、

いいか――いや、良くないけど。


 


(つづく)



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