29 今まで
キリも良いので、この小説の今までについてまとめよう。
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市井のごくごく普通の娘であったレイレイ。ある日、後宮の女官狩りに会い、下女として後宮に売り飛ばされる。新米下女となったレイレイ。洗濯や掃除等、退屈な仕事ばかりで嫌気がさしていたのだが、ある日、手習い所にて女官殺しの殺人事件を解決し、リンシという宦官にその実力を認められる。
宦官・リンシは賢妃・コウリン妃に仕える、言わば、かなり位の高い宦官であった。リンシの推薦により、レイレイはコウリン妃の侍女兼毒見役となり出世するのであった。
後日、レイレイは湯殿でまたも女官殺しの殺人事件と遭遇し、その際、たまたま出会ったコウリン妃に彼女の衝撃的な生い立ちについて教えられる。
コウリン妃は実は西方の国、バルーサから来た移民族の生き残りであり、彼女の胸には戦争によって失われた心臓に代わり、バルーサの禁術によって造られた人工心臓が入っているのだった。その人工心臓にはデメリットがあり、あらゆる不幸を妃の周りに呼び寄せるのだという。
コウリン妃は初めから自分の身に迫る不幸を防ぐため、薬の知識が豊富にあるレイレイを自身の毒見役として雇ったのだと、そう語った。こうして、レイレイはコウリン妃を守るため、この後宮で毒見役として起こる様々な暗躍を解決するのだと、誓うのであった。
そして、またもレイレイの前に試練が立ちはだかる――!!




