↓ ↑ページトップへ
表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
17/54

17 噂好き下女・セイラン

「レイレイ。出世おめでとうっ!!」

「って、別に出世はしたけどさ、あくまで妃の捨て駒になっただけだって…何回も言ってるでしょ?」

「だから、それでもすごいってばっ!!」

「えぇ…」


 とまあ、これは一体どういう状況なんでしょうか?? って、作者が分かってなければ、当然読者の皆さんも分からなくて当たり前である。いや、ちゃんと今から説明するから安心したまえ。


 前回までのあらすじ――市井のごくごく普通の娘であったレイレイ。ある日、ひょんなとこから後宮に売り飛ばされ、新米下女として退屈な日々を過ごします。なんやかんやあり、手習い所での事件を解決したレイレイは宦官・リンシに認められ、賢妃・コウリン妃の元で毒見役として仕えることになるのでした。


 そして、このレイレイ。今、後宮の中庭でとある一人の下女となにやら話をしています。始めに言っときます。この下女は新キャラです。名をセイランと言い、噂好きで活発なレイレイと同い年の少女です。

 背は低めであり、茶髪の切りっぱなしボブに丸い目といった元気はつらつな見た目をしています。


「レイレイ。あの噂知ってる?」

「いや…あの噂ってなにさ??」


 早速、この噂好き少女ってヤツはレイレイに噂を持ち込んできたようです。まあ、その噂の内容ってヤツを聞いてやりましょう。


「そのさ。今度は湯殿(ゆでん)で女官が死んでるのが発見されたらしいよ」

「って、えぇ?! なにそんなことサラッと言ってんのさっ!!!」


 とまあ、急な事件発生ってヤツであるっ!! いやはや、なんでこんなにもテンポよく事件が起きるんだよと、そうツッコミたくなる気持ちも分かるが、そうしないと物語としておもんなくなるってのも分かっていただきたい。てな訳で、だ。早速、レイレイとセイランはその噂の現場――湯殿へ向かった。


「ここが例の湯殿ってトコか」

「初めて来たけど広いね。それに、良い入浴剤の匂いがするよ」


 入浴剤の匂い――セイランの些細な一言が、レイレイの耳にはなにか引っかかるのであった。

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。