14 ゼロから始まる後宮スローライフ
――ったく、相変わらず退屈だ。
手習い所での事件解決が評価され、賢妃・コウリン妃の侍女兼毒見役として仕えることとなったレイレイ。彼女は後宮に売り飛ばされてから納得のいかない退屈な日々を送っていたわけだが、どうやら、出世した今でも依然として不満があるようで――??
――ったく、これじゃまるで『後宮スローライフ』じゃねぇかっ!!!
とまあ、あっさりとここでタイトル回収?! さほど重要回って感じじゃないのにっ!! とまあ、こんな感じで急にタイトル回収しちゃうあたり、ホントにレイレイらしいったらありゃしない。
いやでも、ホントに彼女の言う通り。レイレイってのは、ホントに今、後宮でスローライフってヤツを送っている。コウリン妃の侍女になったのは良いけど、部屋を与えられて、仕事を任される間まではずっと部屋で待機。暇、暇、暇――っ!!! って感じだよっ!!
とまあ、時間もあるもんだし、部屋をぐるっとみて確認でもするか。
与えられた部屋は四畳半ほどのそこそこっていた感じの部屋。毒見役に用意された部屋なので、解毒に関する薬ってモンが収納できるよう、引き出し式の棚が壁沿いに置いてある。それと、ベッドがあるって感じだ。
マイ〇ラで初期段階に作る簡易な部屋って感じの内装だなと、レイレイは思った。って、えぇ?! レイレイ、なんでマイ〇ラ知ってんだよと、そうツッコミが入るのも無理はないが、もしかしたら、これは何かの伏線なのかもしれない。いや、現段階でコレを回収つもりは作者に毛頭ないが。
とまあ、寒いメタ発言はさておき、レイレイはこんな感じで部屋でのスローライフを満喫する。
「暇をもてはやしては時間の無駄だ。少しでもコウリン様の役に立てるため、薬の勉強でもしよう」
とまあ、レイレイ。こういう時はホントに彼女勤勉で真面目なのよねと、一体誰目線で語ってんだよと、またもまあ寒いメタ発言をしちゃう悪いクセをこの作者は直して頂きたい。
が、このクセが治ることはなく――、この第十四話終了する。
そして、物語が動く――。
「レイレイ、最初のお仕事よ」




