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盾にされた私、異世界ではただの猫です  作者: 蛇目菊 欲狐
第1章
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51-覆された戦いの常識

【カイ副団長視点】


「まずいですね…私とは相性が悪い」


私は水属性――それも氷。

スノウベアとは最悪の相性だ。


「いや、大丈夫だ。ブラム、エルリック!やれるな?」


「おう!」


「御意」


二人が迷いなく飛び出す。


「団長!あの二人で本当に――」


「見ていろ。あいつらの成長は凄まじいぞ」


その言葉に、私は黙るしかなかった。


「エルリック!足止め頼んだ!」


「了解」


放たれる氷のブレス。


だが二人は左右に分かれて回避。


背後へ回るエルリック。

振り下ろされる巨腕。


「その腕、邪魔」


風を纏ったナイフが突き刺さる。


だが次の瞬間――


「…まだ終わってない」


弾かれたはずのナイフが、再び動いた。


「なっ…!?」


「見ろ、ナイフの軌道を」


ローガン団長の声に、目を凝らす。


「闇魔法…!?風で偽装しながら、影で操作しているのか…!」


あり得ない精度。


「恩猫様の教えだ」


その一言で、すべてが繋がった。



「影縫い」


魔物の動きが止まる。


完全な拘束。



「ブラム、準備できたぞ」


「待ってたぜ!」


炎を纏った斧。


蓄積された魔力。


「ぶっ飛べぇ!!」


冷気を――斬る。


そのまま肉薄。


「終わりだ」


炎が氷を砕き、巨体を断ち切った。



崩れ落ちるスノウベア。


消えていくその姿を見ながら、私は言葉を失う。



「…二人で、あの魔物を圧倒するとは…」


常識が、覆された。


「恩猫様の影響は…ここまでか」


確信する。


――この戦力なら、奥地へ辿り着ける。

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