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赤翼物語  作者: ヤタガラス
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AR-14

新生活に創作の意欲が削られてた。

出撃まであと9日後、ここ数日でしっかり休めたしARの訓練に行こうか?

「まぁ残党が相手とは言え元は正規の軍隊な訳だし行くか」

実機を動かすなら東の航空基地の方がいいかな、場所が近いのもあるがあそこなら実機を簡単には乗らせてくれるだろう。

早速用意をし基地まで向かった。


「普通科はまだ居ないらしいな、まぁあっちは座学も多いからなぁ」

パイロット専門は普通科から行けるがパイロットを目指す奴の大半は小さい頃から訓練しているから途中からパイロットの訓練を始めた奴と差が出るんだよな。こっちに志願しなくて免許さえ取ればARには乗れるが戦闘許可付は軍の訓練が必要だ。

「使える機体はありますか?」

「タカミヤ君か。えーとAR-8とその対空型、AR-14の初期型が使えるな」

係員の人とは前から会ってるからね名前は知られている、宇宙要塞に上がる前はよく来たもんよ。

「対空型なんてあったのか?」

「戦力増強計画で改造された奴でな、85mm機関砲を背中に二基乗せ全身にミサイル類を搭載した移動砲台になった奴だ。本来は120mmか60mmガトリング砲を乗せるらしいがそれが無いからな」

「120mmなら狙撃砲があるじゃないですか」

「あっちは対艦艇用で重い砲だしレートが遅い。それにあれは機体がどっしり構えて放つ砲で背部のユニットに乗せて使うことは想定されていない、使える弾も違うしな」

「あー主力小銃とマークスマンライフルみたいな感じか」

「何であれ同じ9mm何だろうな?」

同じ口径だが薬莢の大きさが違うため地味にめんどくさい事になっている。

「それは少しでも製造コストを落とすためですよ、9mmライフル弾の弾頭は共通化しているの。ARの120mm砲も弾頭は同じ物らしく対空型で狙撃用の弾頭を使うこともできるわ」

最近会わないと思ったらここで会うのか…

「マリー君か、久しぶりだね」

「お久しぶりです、用事が片付いたので来ました」

「そうか、いつもの機体は空いてるがそれでいいか?」

「お願いします、なぜ逃げるのですか?」

ちくしょうバレた!

「逃げようとはしてない、早く機体に乗りたかったからだ。申請書は出してるし機体の場所は知ってるから」

「ほんとだ、AR-14か。あぁ!あの作戦に参加するのか、どんな風の吹き回しだい?」

「あの艦隊の司令が俺の親父と縁があってね、参加しなくてもいいって言われたけど親父に会いたがってたし」

「そんなのでかぁ、俺がもっと上手くARを操縦出来れば訓練生を戦場に出さなくて済むのになぁ」

確かこの人はARを扱う事は出来るが戦闘がからっきしの為に後方に配属されたらしい。

「けど昔ならいざ知らず、脳波で操縦出来るようになった今で他種族関係なく動かせるのに後方に配備なんですね」

「本星の辺境基地で防衛してたけど新しい惑星って言葉に引かれてね、ここに行くように志願したんだよ。万年人手不足らしくてすぐに承認されたよ」

機械人形や歩兵人形を総動員しても足りないらしい、古い記事だったか開拓初期に持ち込まれた人形の数は大小構わず25万体程、その後は毎回の定期便に約1万体の人形が送られているってあったな。

「それじゃARに乗っていきますね」

「おう、事故には気を付けろよ」

「タカミヤ君、良かったら模擬戦でもどうでしょうか?」

「…何も無いよな?」

「そこらのパイロットでは実力不足で相手になりません、丁度貴方がいるので良い相手になるかと」

そう言えば何度も合っているがやりあったことは無かったな、シャルルの妹だから実力はあるだろうしやってみても良いだろう。

「わかった、相手しよう」

「えっ」

「えっ」

「何でもないわ」

何で驚いたし、素直に応じたのがそんなにか?

「実機を使っての模擬戦で良いのか?」

「その方が技術が身に付きますしやりごたえがありますしお願いします」

「それだと模擬戦の許可を取ってこないとな、少し待ってろ上に申請してくる」

「よろしくお願いします」


「騒がしいすっね」

「ハハッ、今じゃもっぱらホログラムを使った訓練が主流な所に実機を使った模擬戦をやるって事でも人が自然と集まっちまったよ。スーツはどうだ?」

「見るからに普通科の奴等かぁ。スーツは大丈夫です、けど特殊パイロットよりは装備は少ないなぁ」

補強用の籠手や足当て、その他の装甲が無い。まぁこれは基地防衛パイロット用の物だししゃあない。

「今の機体は空間干渉力場を使って対G制御を行っているが補えるGには限度があるからな、特にお前はかなりの機動をするからスーツは必要だ」

「あー」

「さぁ機体のセッティングは済んだようだ、使う武装を選んで演習場まで行ってくれ」

「了解」

コックピットを閉じ操縦系(イメージトレース)を起動し電子妖精を立ち上げる。XSR-2の時は借り物だったが今回は俺のやつだ。

『あれ?体は大丈夫なんですか?疲れてたとか』

「流石に数日休めば大丈夫だ、それに体は動かさないと鈍る」

今搭乗しているAR-14を動かし武装を機体のラックと盾に保持させ指定の場所まで向かう。前に行ったカロスとの決闘と同じで実弾と実体剣での模擬戦だ、最新の機体でありながら従来の機体よりも丈夫で一昔前まで主力だった65mm弾なら問題が無いぐらいな堅牢さを持つ。

まぁ180mm狙撃砲や対艦ミサイルとかは流石に無事じゃすまないが。

『定位置についたな。簡易建造物のハリボテ都市の演習パターン4』

『両者用意はいいですか?』

「『大丈夫です』」

『では、始め!』

合図と共に信号弾が打ち上げられた。



困ったときのARの型番

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