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赤翼物語  作者: ヤタガラス
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作戦用意

書き上げるのにすっごい悩んだ、バイトが休憩すらくれないヤバい場所なのもあるけど

「いいよ、そんなに縮こまらなくて」

「(ヤバいよ、お偉いさんだよ)」

「(俺に聞くな、この人があの提督の親族だって知ったときは驚いたぞ)」

流石に大艦隊を率いる提督の娘に軽口叩くなんて無理だ。

「は、初めてエドガー・イグニス訓練生です!」

「同じくタカミヤ・リュウジです!」

「タカミヤ君はさっき会いましたよね?」

「はい、先ほどは失礼しました」

「なんでみんなそういう反応なのかしら…」

「え」

「何でもない、それより作戦内容は知ってる?」

「いえ、まだ聞かされていません」

「作戦開始まで二週間、細かく練っているのか?」

この艦隊がこの星に着いたのは昨日だ、事前に組んでいた作戦を修正しているのだろうか。事前に組んでいるのかは知らないが。

「大体は決まってる、けどアメリア残党の本拠地の詳細がまだ特定しきれてないからそこさえ見つかれば後はすんなりいくらしいわ」

「まぁ結構前からいたらしいからな、倒すために考えていたんだろう」

「戦力はどれぐらい投入するんですか?」

「提督の娘とて知ってるわけ」

「私の艦隊17隻とアルバトロス級が3隻、こちらの残っている宇宙戦艦キーロフと駐留中の巡洋艦三隻が参加するわ。本当なら軌道エレベーターに駐留している調査艦で戦闘艦の組み立てもしたいけど人が足りないから組み上げても使えない」

調査艦に艦艇の組み上げ能力があるのもそうだが投入される艦艇の数も多い。

「ARはアルバトロスに積まれる機体を含めて84機、戦闘機や偵察機が46機よ」

「凄い戦力ですね、ARだけで一つの町を奪還するぐらいの戦力ですよ」

「この星のアメリアとの交戦記録と残存艦艇の記録からにまだ大型艦を保有しているかもしれないしARも無人化がされているハズだからもっと戦力は欲しかったけど無人機用のAIと電子妖精は本国でしか製造できないから増やせないのよ、駐留艦隊が残っていればなぁ…」

これでまだらしい、と言うかアメリアまだそこまで力が残っていたのかよ。

「なぜグライエフ艦長はこの内容を?」

「リディアでいいわ。セルジューク大佐とここの基地のお偉いさんと話していたの、それで作戦指揮の副官に任命されたのよ。勿論作戦指揮官はセルジューク大佐だけど」

「ありがとうとございます、訓練兵の私達に説明してくださって」

「まぁ細かいことは作戦当日に説明されるからもっと詳しく知りたいなら当日まで待ってよ、一応大丈夫だと思われるけど情報漏洩は避けたいから」

今いる場所は戦艦の中だし漏洩は無いだろうが俺達が何処かでぽろっと言いかねないからな、しょうがないね。


「タカミヤ君か丁度良かった、機体を観てくれないか?」

「いきなりなんですか」

戦艦から降りようと格納庫まで来たら昆虫人種の整備士に呼び止められた、内容からしてXSR-2の事か?

「司令から頼まれた機体の整備が終わったのは良いんだが他のパイロットじゃ動かせなくてな、丁度来てくれたのは運がいいのやら」

「あれ他の人じゃ動かせないか?」

「面倒な事に搭乗者設定がバグっていてね、私たちはハードに強いがソフトにはそこまでねお手上げな状態だ」

「分かりましたけど今回は乗れるかなぁ」

二回とも電子妖精がついていたからどうにかなったと思うが大丈夫だろうか。

「しっかし何度見ても赤いな」

「赤と言うより紅色ぽっいけどな」

格納庫の上の階から降りてきたのはエドガーだ。

「戻っていなかったのか」

「機体を見に残っていたんだよ、やっぱ調査艦隊所属でもダメージのある機体はあるもんだな」

「やっぱデブリが原因かな?」

「規模は小さいとは言えアンノウンも現れるんですよ、それらの戦闘もありますから」

「外宇宙から来るんだからいるのは当たり前か」

「大編隊も観測しますがかなり遠くから探知してその時点でWD(ワープドライブ)を使って逃げますね」

「宇宙は広いハズだよな…?」

「頻度はそこまでですが観測した際の規模がデカいのばかりなんですよね、アンノウンも広い宇宙を少数で渡るのは厳しいのでしょう」

規模がデカい分見つけやすいのかも知れないな、あれが宇宙の至るところに居るのは想像したくない。

「んじゃ乗ってくるわ」

「あいよ、事故んなよ」

整備士に案内されてXSR-2に搭乗した、軽く動かすだけなので私服のままだ。

「代用の電子妖精だ、手動で動かせるか分からないからね」

今の機体は手動での操縦が難しくなっている、運動性の確保の為に軽く操縦レバーを動かすとすぐにバランスを崩しかねない設計の機体や反応が良すぎるが故のミスのしやすさがある。これ等の問題を電子妖精を間に挟むことで操縦をさせやすくする、脳波を繋げて操縦するシステムもあるが余計な事が操縦に伝わるのを防ぐ役割も持つ。

お礼を言って電子妖精を繋げ機体を起動させる、思想操縦(イメージトレース)を繋げ機体を固定しているバンカーの接続を解除する。

『大丈夫そうか?』

「大丈夫ですね、重くないし反応も悪くない」

軽く歩く程度だが悪くない、ここが戦艦の格納庫だから思いっきり動かせないが今回は動かせるかの確認だから大丈夫なはず。

『わかった、機体を戻してくれ』

その日は特に物事は起こらず終わった。



XSR-2の構成部品の七割はAR-14と共通していてその共通していないの部分も殆どは別の機体の物だったりする。完全新規は動力系のみである

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