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赤翼物語  作者: ヤタガラス
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巨人対巨兵

頭痛で逝ってた

まさか後頭部に低反動砲を当てても駄目だったとは、想定はしてなかった。やっぱ元となる生物によって性質が変わるのか、ほんと厄介だな。建物の中に入って少し考えよう。

それと触手がしつこすぎる、避けたりナイフで捌いたりするに手こずる。触手の強さは個体によってまちまちだが人程度なら余裕で潰せる握力?がある、捕まったらあの世行きだ。

「シュレックの弾はもうないしどうするか…」

と言っても効果が薄かったしあっても次は難しいだろう。考えてるうちにゴリアテがこちらを睨み付けている、暗くても表情見れるのね、こわい。

「建物の中を経由し隣の建物に移動するか_なぁ!」

これはゴリアテの腕!?建物の中に突っ込んで来やがった!出口と窓は腕で遮られてるし部屋が狭くて避けられねぇ、部屋の奥に居座るのは流石に駄目だった。触手が此方に向かって来てそれをナイフで二本弾き一本横から掴み切り取り更に一本を弾くがゴリアテの手が目の前まで来ていた、そりゃ触手が此方を分かるなら真っ直ぐ来るよな。そのまま捕まってしまった、巨大ゴリラの映画かよ。

グレネードは腰にあるせいで取り出せないしどうする、あっ食うんじゃなくて投げるんですね。それでもミンチになる、死ぬよりマシだがやるしかない。

投げらた瞬間に近くの建物にグラップリングを刺し地面への衝突を阻止したが代償に左腕を痛めた、もげなくて良かった。

「まじか…」

グラップルがイカれた、巻き戻しが出来なくなっている、幸い地面には近いから大丈夫だがゴリアテがこっちを見ている。時間は稼げて居るだろうしそろそろ逃げるか。

格納庫から騒音が起こっているが気にしていられない、どうせグロースの方だろう。ニコルの無事を祈って逃げる!


格納庫をぶち破って出てきたのはグロースではなく格納庫にあったARだ。軍のAR-14(デルタⅣ)ではないようだがあの機体は知らないぞ。AR-13の頭部を持っているが後は全然知らない物で構成されている、全体的にゴツいな。

「誰が動かしてるんだあれ?」

多分搭乗者は興奮してるのか動きが荒く感じる。

名称不明のARが手首からビームサーベルを展開しサーベルを持っている腕を前に出したら腕が飛んだぁ!?ロケットパンチなんていつの時代のアニメだよ!よく見ると飛んでる方の腕からケーブルが出ている、今時有線なのか。

飛ばした腕はそれなりに動かせる様でゴリアテの死角を狙って飛んでいるがARに気づいたゴリアテにケーブル引き寄せられ、そのまま引き寄せて勢いを使い殴り付けた。建物に座り込む用にダウンした。

殴られた箇所が抉れた事で装甲は無いに等しいらしい、どうやらゴリアテはARが動かなくなったのと前述の損傷で倒したと思ってるらしく追い討ちはしてこなかった。

「機体からパイロットが出ないし大丈夫か?」

コックピットの近くが抉れてるせいで開閉装置に異常が出ているのか、どっちみちパイロットとして見過ごせない。

大体のARは胴体横、人で例えれば横腹に非常用の開閉装置があるんだが、よしあるぞ。ARのコックピットの構造は機体の主装甲、気圧扉、スクリーンモニターからなる三重構造だが非常用開閉装置は気圧扉とスクリーンモニターを強制排出させることで開く物になっている、主装甲?丁度がたついてるし排出の勢いで飛ばせるはず。

さわって気づいたがこの機体古いな、開閉装置に刻印されている整備年数が二十年近くまであるから凄い古い。時期的にAR-13とMA-1の間か、無人機の実験機か?

そうと考えてるうちにコックピットを開き中を確認した。

「ニコル?」

なんで逃げるように言ったニコルがARに乗っているんだ。

「あ、ははは…」

「なんで逃げなかったんだよ!」

「いつも助けてもらっていたから…」

「死にたかったのか!?」

確かにARの操縦を教えたり施設の説明したりとかやって来たがこうやって無茶してまでの恩は作った覚えは無いぞ!?

「だって…」

「ゴリアテがこっちを向きやがった!」

多分コックピットの扉の排出した時にでた音に反応したんだろう、鼓膜が残ってるのか…。

「操縦を変わってくれ」

「え、あっはい」

もうこの際どうでもいい、今はゴリアテの対処が先だ。

「二十年も前の機体なのに中身はそこそこ新しいんだな」

中身はAR-14の奴と同じだ、けど電子妖精が居ないから操縦は手動でやるしかないか。

『タカミヤ様、私が代わりにサポートします』

ニコルの電子妖精が代わりにやってくれるらしい、有り難いが。

「ありゃ良いのか?」

『ニコルさ「あぁー!!」私の気まぐれです』

「なんで遮った?」

「えっと…」

「っともうすぐそばまで来てる、慣性には気をつけろよ!」

機体を起こし飛ばしていた腕を戻した。脳波接続が完了したのか操縦が楽になった、やっぱこれの方が扱う側としてはいいね。機体の操縦は今まで乗ってきた機体より少し重いが全身にスラスターがあるのか脚周りには不満は無い。殴られただけで抉れる装甲だけが今のところ怖い要素だが距離を取ればある程度カバーは出来るはずだ。

「何が武器はない?」

『検索中、胸部にメーサー砲、腕部に機関砲があります』

「メーサー砲積んでいるのかこれ…」

元は害獣用の指向性放電兵器だったのだが目視可能な電力からなる一撃は電子機器の塊である軍用兵器に威力があることが分かり軍用に転用された。てかなんでコックピットの真横にメーサー砲なんて積んだんだよ、パイロットのこと考えろ。

『それと背部のバックパックにマイクロミサイル、脚部に誘導レーザー砲と予備のビームサーベルがあります』

「兵器のテーマパークかよ」

有線式ロケットアームと言いメーサー砲と言い一体なんなんだこの機体。まだ宇宙で乗ったあの機体の方が分かるぞ。

「取り敢えずメーサー砲を使う!」

『了解、動力安定確認、放射します』

コックピットが開いているから音が凄まじいが青色の稲妻が螺旋状に絡まりゴリアテを包んだ。

「やりましたか!?」

『いえ反応がまだあります』

元は生物用の兵器でいくらアンノウンに寄生されたと言ってこれを耐えるのか…。



主人公の名前はタカミヤ・リュウジと言います(遅い)タカミヤが性、リュウジが名前です。

あとニコルの電子妖精は男性型になります

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