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上を向いて歩こう。-1
それは唐突に起こった。
そのとき。
ボクは。
怖くて、悲しくて、辛くて。
一人、泣いてしまった。
走って。
誰もいない公園に逃げてきて。
アスレチックスの中に隠れて。
膝を抱えて震えた。
人が恐ろしかった。
足音がする度に驚いた。
ひんやりと、暗く、無音な世界。
でも。
そんなボクを。
天使が。
迎えに来てくれた。
何も言わずに優しく包んでくれた。
ボクは。
人が怖いはずなのに。
誰にも会いたくないはずなのに。
誰にも知られたくないはずなのに。
ただただ、身体を預けて。
思いっきり泣いてしまった。




