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景文と詩燕の結婚

景文と詩燕は無事結婚しました

詩燕とりんの友情と文通が続きます

景文と詩燕の結婚式は、盛大に行われた

しかし、両家の財産を考えれば質素と言えたかも知れない

とは言え、上海に嫁取りの儀式に景文一行が行き

詩燕を泊まっていた飯店まで連れ帰り

香港では、詩燕の泊まる飯店まで景文一行が出向く、と言う手間をかけた


商業関係者全員に、王公司と高公司が手を結んだ事を知らせる意味もあった


ショーンとりんを含む、外国人向けには英国風のホテルで披露宴が執り行われた


その披露宴が始まる前、りんは景文と詩燕の控え室にいた

帰国する事と、自分が日本人である事を告げるためだった


詩燕は薄々景文から聞いていたのだろう

取り乱すことはなかった


そして、言うのだった

「国に帰ってからの文通は、英文の方が良いわね。」

「それとも、古風な漢文の方が良い?」


りんは、微笑んで

「では、英文にしましょう。」


この文通は、個人的な状況だけでなく、上海の激動を逸早く告げるものになる

勿論、この時は二人ともそんなことは予想してはいない


景文は、ほっとした顔で言った

「詩燕に隠し事をしているのは、辛かった。」


詩燕は、ちょっと拗ねた真似をして

「他に隠している事は、無いでしょうね。」


控え室は、笑いに包まれた


りんが、香港をたつ1週間前の事だった


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