りん、王大人と会う
いよいよ本格的な交易が。始まります
りんは、手形交換所や銀行などを実際に見てみたい
そう、ショーンに願った
一通り金融機関の見学を済ませた後
王公司にショーンと行く事になった
護衛に張もついてくる
ショーンも、顔繋ぎにちょうど良いとして許した
訪問する時は、商会員と使用人の張が着いた
王公司の前には、景文が迎えに出ていた
景文
(それなりの護衛を連れてきたな)
(あの娘は、重要人物ということか)
「よくいらっしゃいました。」
「ショーンさんと……」
りん
「リン・フィッツジェラルドと申します。」
景文
「失礼しました、リン嬢」
「大人がお待ちです。」
応接間に通される二人、中には王大人が待っていた
時候の挨拶などを済ませた後
王大人
「それで、リン嬢はフィッツジェラルド商会の方ですか?」
りん
「いいえ、私は日本人です。」
王大人、驚いた様子もなく
「では、日本の利益代表と見てよろしいですか?」
りん
「その面もありますが、自分では調整役だと思ってます。」
王大人
「ほー、それは何故?」
りん
「私は徳内先生から、一人だけ得をする仕組みはいけない。」
「島本屋の和右衛門様からは、信用は積み重ねからしか生まれない。」
「そう習ってきました。」
「ここで、日本だけ儲かる仕組みを作っても、直ぐに取引は無くなります。」
景文は驚いた、大人の側に長く勤めている者にしかわからない
大人の目の色だ
(大人は面白がっている!!)
王大人
「日本人という事を、隠しておいた方が良くなかったですか?」
りん
「この人には、嘘をついてはいけないと感じました。」
王大人
「それでは、ショーンさん。」
「考えて来た仕組みを説明してください。」
ショーンは、考えてきた仕組みを懸命に説明した
ショーンの説明が終わった後
王大人
「景文、お二方も納得する証券所か取引所が見つかるまでは、うちで為替の割引をしなさい。」
「と言っても、うちで何時迄もやる気はないから、お前も候補を探しなさい。」
景文
「分かりました。」
(一発合格!!)
ショーン
「三方とも納得できる所を、すぐに見つけるのは難しいでしょう?」
王大人
「何、お知り合いの魔女にちょっと話せば、香港中に知れ渡ります。」
「景文は、手を挙げそうな所の情報を洗っておきなさい。」
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