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りん、香港に着く

香港編の始まりです

本編以外に、随時「りんちゃんの冒険記」を別に書きます

香港に向かう船の中

りんは、ちょっと不満げだった


香港では、リン・フィッツジェラルドと名乗る様に言われたからだ

反発したが、安全の為と言われるれば承服せざるを得なかった


船中の世話をする、メイドが付けられた

りんの身の回りの世話と、英国式の礼法を教えるためだった

メイドに、お嬢様と呼ばれるのはむず痒さを覚えた

ドレスの着付けもしてもらったが

コルセットを締め上げられた時は、殺されるのかと思った


船の上でも、薙刀の稽古は欠かさなかった

稽古用に用意してもらった、スパッツとシャツの方が

動きやすくて、気に入った


稽古の時間以外は、金融関連の書物を読み

疑問点を書き出す事に集中した


「信用が、金貨の代わりになるのね。」

「和右衛門様が、常々信用は大事だとおっ者た意味がわかったわ。」

「それと、すぐに信用してはいけない、との意味もわかった気がする。」


自身で為替交換所を立ち上げるのも、理屈としては出来ると分かった

しかし、その元手がない事も理解できた


「そうなると、信頼できる交換所を探すことからね。」

「ショーン様以外の人の話も聞かないと。」


準備しているうちに、香港に着いた


フィッツジェラルド商会で、商会員全員に紹介された

フィッツジェラルド家の親戚と呼ばれた時

嘘ではないが、違和感を感じた


専属のボーイとして、楊と李がつく事になった

「家ではメイド、店ではボーイ!」

「私はいつから、お姫様になったの??』


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