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北太平洋の状況と王大人の思惑
黒船襲来の前に、かなりの船が既に来航してました
しかし、幕府は正式な開港を拒否し続けてました
この頃の北太平洋の状況を見てみよう
19世紀の初頭から、捕鯨が盛んになっていた
捕鯨の目的は、肉ではなく鯨油とヒゲ(歯)であった
多くの捕鯨船が漁を行い
長期航海のための補給地を求めていた
ペリーの来航の目的の一つには、捕鯨船の補給基地確保もあった
一般的には、ペリーの来航が初の開港要求であったと思われがちである
しかし、史実でもロシア、イギリスによる開港要求はそれ以前から行われていた
それに対する幕府の態度は、拒絶でも受け入れでもなかった
薪炭や野菜などを求めてきた船に、無償でそれらを与える態度をとった
悪い言い方をすれば
「欲しいものはやるから、近寄るな」
と言う、政策とも呼べぬ政策だった
話を香港の王公司に戻す
景文
「ショーンの最大の関門、日本に正規の補給港を認めさせる。」
「成功させますかね?」
王
「長崎以外に、一つでも正規の商売が可能になれば、大きな進歩だ。」
「日本の幕府が、いつまで現実から目を逸らすかだな。」
景文
「大人は、日本が開港すると思っているのですか?」
王
「いずれはな、その時までにできる準備はしておく事だ。」
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