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王大人登場 香港編開始

香港の重要人物、王大人の登場です

舞台の中心は香港に移っていきます


ショーンとマルースの会談から、少し時間を巻き戻して


王大人の公司の事務室、王が手紙を読んでいる

部屋には甥の景文がいる


「長崎で、変な動きをしてる奴がいる。」

「自分で判断がつかないので。台北の上司に報告した。」

「それが私のところに回ってきたんだよ。」


景文

「長崎の人間は、ダメって事ですか?」


「長崎の下っ端は、これで良い。」

「自分で処理できない事は、すぐに上にあげた。」


「台北の支配人は、それを私に挙げただけだ。」

「これでは、長崎で何を調べさせてたのか、何も調べさせてないかも分からない。」

「長崎で調べるのが、危険で調べられないなら、その事を報告すれば良い。」

「支配人が、使用人と同じレベルで報告するようでは、駄目だ。」


「お前が、このフィッツジェラルド商会が何を商っているか、調べておいで。」

「それと長崎の使用人に、この大月了庵と言う医者の交友関係を調べて、お前に報告させておいてくれ。」


景文

「単なる小虫じゃないんですか?」


「毒虫かもしれんし、蜜を運んでくる蜂かもしれない。」

「小虫だからと言って、疎かにしてはいけないよ。」


甥が出て行った後、王が呟く

「毒虫なら潰すし、蜂なら育てる。」

「まずは見極めるのが先だ。」

「あいつも、まだまだだ。」


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