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連動しだす箱館と長崎

別々の動きだった長崎と、箱館がいよいよ一緒に動き出し始めました

島本屋はショーンからの手紙を読んでいた

内容は内密の相談があるから、長崎に近々来れないか?

無理なら、信頼できる代理人をよこしてほしいと言うものだった


「さて、自分で行ったものか、六右衛門に任せてみるか。」

「六右衛門を行かせるとしたら、後見人が必要だ。」

「それとも、私と六右衛門で行ったものか?」


六右衛門、マニラ麻の綱の信頼の積み重ね策を探りに高田屋嘉兵衛を訪ねている

試作品を定期航路に使ってもらうためだ

ここなら、新しい事に挑戦するのに積極的だし、評価も正直かつ迅速に聞ける


ショーンは思った、視線を変えれば、視野も広がる

今までは日本に売り込む事と、ヨーロッパで売れるものを探すことばかり考えていた

日本のものを、ジャカルタに売っても良いし、中国に売っても良い

ジャカルタで買った物を、日本に売っても良いし、香港で売っても良い

ただし、このやり方は3箇所の要求と相場を把握して、船をやりくりする必要がある


「まずは、わざわざ日本に来ている中国商人が、何を欲しがっているかの確認だ。」

「次に、ジャカルタや台湾で売れそうな日本の産品だ。」


そこで、ショーンは思いつく


「島本屋で扱いのある商品の一覧は、貰えないだろうか?」


香港のマルース商会

「へ〜、あのスコットランド人頑張っているじゃない、」

「夢ばかり追ってるんじゃなくて、足元の商売も伸ばしてる。」

「寒い場所なら、セーターを売れるだろうと考えた奴はいる。」

「しかし、しっかり販路まで作った奴はいない。」

「どうやって、販路を確保したんだろうね。」

「まあ、香港に戻ってきたら、またうちに顔を出すだろう。」


長崎の唐人屋敷の一角

「何やら、俺たちの周りを嗅ぎ回っている奴がいる。」

「日本人じゃなくて、出島の商人らしい。」

「俺たちじゃ判断がつかないから、台北の親方に報告しておこう。」


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